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12進数(じゅうにしんすう)あるいは12進法(じゅうにしんほう)は、12を単位とする数え方。数学上のN進数はN個の文字を使う表記法だが、12進法では0、1、2、3、4、5、6、7、8、9の10文字のみを用い、9の次以降では別の文字を使わずに10進数を併用して10、11と表記する。
12が基準になった理由として、1年間の満月、新月の回数がおよそ12回だったことが挙げられる。古代メソポタミア文明において、これが1年を12か月とする暦法となり、主に時間を示すための基数となった。1日を24時間、1時間を60分、1分を60秒とする時間の単位は、例外なくすべて12進数またはそれを基にしている。古代メソポタミアでは、天文学者兼占星術師が暦を作り、また天体観測もしたことから、天体観測で使用する単位(度、分、秒)もまた12を基本とする60進数が使われることになった。
また、12が約数が多いため分配に便利であるらしい。高度合成数を参照。
物の数を表すダース (12)、グロス (144) という単位があり、西洋で広く用いられる。また、時間の単位にも12進数は用いられる。
古代メソポタミア文明で使用された12進数は、のちにラテン語などの言語に伝わった。ラテン語と同じインド・ヨーロッパ語族の一つである英語では、thirteen (13) 以降では thir (3)+teen (10) という単語の作りになっているが、eleven (11)、twelve (12) はその1単語で数の意味を持っている。この数え方も12進数に由来すると考える説がある。