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潮汐

潮汐(ちょうせき)とは、海水面の高さが周期的に昇降する現象のことである。単に(しお)とも言い、「潮」は朝のしお、「汐」は夕方のしおを指す。

海水面が最も低くなる時を引き潮(ひきしお)・干潮(かんちょう)、最も高くなる時を満ち潮(みちしお)・満潮(まんちょう)という。干潮と満潮とを合わせて干満(かんまん)という。

Table of contents
1 原因
2 月の周期
3 日の周期

原因

(または太陽)と地球とは、両者の重心を結ぶ直線上の一点Oを中心として互いに回転運動(公転)をしている。月の場合にはOは地球の重心(ほぼ中心と同じ)より約4600kmの位置、即ち地球の内部にある。太陽の場合にはほぼ太陽の重心と同じ位置にある。この回転運動による遠心力と相手の天体からの万有引力とは、地球の重心附近では吊り合いが取れている。しかし、地球表面の月に面した側では、月への距離が重心よりも近いため、遠心力より引力の方が大きくなり、地表の物体を月の方へ引き寄せる力が働く。逆に月に面していない側では、遠心力の方が大きくなって、月から離れる方向に力が働く。これを潮汐力または起潮力という。この力により、月に面した地表とその反対側の地表の水面が上昇する。

引力は天体からの距離の2乗に反比例するが、潮汐力は3乗に反比例する。よって、より地球に近い月の引力の影響を大きく受ける。月の引力の影響の分を太陰潮、太陽の引力の影響の分を太陽潮という。

月の周期

(旧暦1日)や満月(15日)の頃には、月・太陽・地球が一直線に並び、太陰潮と太陽潮とが重り合うため、高低差が大きい大潮(おおしお)となる。

上弦(8日)や下弦(23日)の頃には、月・地球・太陽が直角に並び、太陰潮と太陽潮とが打ち消し合うため小潮(こしお)となる。

小潮の末期の、上弦・下弦を1~2日過ぎた頃(10日・25日頃)には、干満の差が小潮よりもさらに小さくなり、干満の変化がゆるやかに長く続くように見える。これを長潮(ながしお)という。

長潮を過ぎると、次第に干満の差が大きくなってゆく。この状態を「潮が返る」と言い、長潮の翌日のことを若潮(わかしお)という。

大潮と小潮の間の期間を中潮(なかしお)という。

現在では、月と太陽の位相(黄経の差)によって、以下のように定義されている。

日の周期

ある地点での干満は通常1日2回づつあり、干潮から次の干潮まで(あるいは満潮から次の満潮まで)の周期は平均約12時間25分ある。よって、干満の時刻は毎日約50分づつ遅れてゆくことになる。




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