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故意

故意とは、犯罪事実すなわち客観的構成要件に該当する事実を認識してその内容を実現する意思をいう。これを構成要件的故意と読んだ上で、別個に責任故意を要求する立場もある。

「未必の故意」と「認識ある過失」

いかなる場合に故意が認められ、また、過失が認められるかの限界の問題として、「未必の故意」と「認識ある過失」の問題がある。故意犯は原則的に処罰されるのに対して、過失犯は特に過失犯の規定がないかぎり処罰されないことから、故意と過失の区別は刑法上の重要な問題のひとつである。

この問題については、認容説、蓋然性説、動機説といった学説が存在する。

認容説によると、未必の故意とは、犯罪結果の実現は不確実だが、それが実現されるかもしれないことを表象し、かつ、実現されることを認容した場合をいう。この説では、結果の実現を表象していたにとどまり、その結果を認容していない場合が、認識ある過失となる。つまり、故意と過失は認容の有無によって区別されるとするのである。

関連項目





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