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歴史学

歴史学れきしがく)とは、過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史的事実をつきとめていく学問。特定の固定した歴史観によらず、客観的立場で探求するのが建前であるが、実際にはマルクス主義の歴史観、ユダヤ教キリスト教による歴史観など、政治、宗教、伝統、文化、日常に基づいた歴史観を完全に払拭することはできない。

そのため歴史修正主義などでは、歴史の客観性を放棄し、歴史は単なる主観的な物語とする意見もあるが、それを許すと無制限に過去が歪曲、捏造される危険性があるため、一般には歴史学はある程度の客観性、普遍性を持つと考えられている。

研究法

歴史の復元をどのようにして行うか。あまり難しく考えなければ大体三通りくらいある。

一つ目は、史料の部分的復元である。史料をできるだけたくさん探し出して、正しくつないでいって、より大きな史料にする。

二つ目は、比較研究あるいは分類的研究である。史料を他の史料と比較して、全体像における相関関係や、その占める位置を設定して、全体像の仮説作業を行うのである。比較研究とは、全体像の仮説作業にほかならない。しかし、それは創造的なものであって、固定的な、不可変的な原則ではない。歴史の復元でも同様で、比較研究のためにはつねに仮説的全体像をもたなければならないが、その仮説的全体像そのものが、新しい比較研究に基づいて、不断に新しく形成しなおされることが肝要である。

三つ目は、総合的研究である。歴史の仮定的復元作業はいちおう出来上がっても、それはあくまで仮説作業であって、同じ問題を他の面から別な史料で、いくつか仮説的復元作業を繰り返してみて、その結果がみな矛盾なく組み合わさって、はじめて真の歴史の復元となるのである。(江上波夫の古代史へアプローチから)

関連項目





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