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ユダヤ教・キリスト教の聖典。「旧約」という呼称は、キリスト教徒側による「新約」との区別から来ているもので、2世紀頃から呼び習わされ始めた。ユダヤ教徒にとっての「聖書」は、この旧約聖書をのみを指し、また新約中に言及される「聖書」も、この旧約を指す。こちらの側を考慮して、「ユダヤ教聖書」、「ヘブライ語聖書」などとも呼ばれる。ユダヤ教徒の間では、「タナハ Tanakh」、「ミクラー Miqra」とも呼ばれる。タナハとは、「トーラー」(Torah 律法)、「ネビーイーム」(Nevim 預言者) 、ケスービーム(Ketubim 諸書)のそれぞれの頭文字(TNK)に母音を付したものである。
ヘブライ語の他に、一部がアラマイ語で書かれている。1世紀ごろユダヤ教においてキリスト教を排斥したヤムニア会議で正典化されたヘブライ語本文を、マソラ学者によって西暦8世紀以降母音記号等を加え編集されたマソラ本文は全24書、七十人訳聖書(セプトゥアギンタ)では構成と配列が変わっており、これに基づいたヴルガータでは、収められている文書は同じだが正典を39書としている(後掲の一覧参照)。
ユダヤ教では1世紀以降、正典化されいるが、キリスト教では教派によって異なる。 聖公会およびプロテスタント教会はマソラ本文のみを正典と認めている。
マソラ本文の配列
セプトゥアギンタ/ヴルガータの構成
(†セプトゥアギンタに含まれない書物、‡ヴルガータに含まれない書物、#東方正教会で正典扱いではない書物*カトリック教会で正典扱いではない書物)