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武道が身体の鍛錬・技の錬磨と同時に人間形成を目的とするのに対し、武術は「相手を効率よく制する技術に注力する」という点から区別することができる。が、ただし古流武術においても禅と結びついた精神修養は行われており、単純な定義はできない。
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歴史
日本の武術には中国武術の影響を指摘する研究もあるが、基本的には国内の風土・時代状況の中ではぐくまれたものである。
文献史料などから分かるところでは、日本最古の武術は相撲であるという。ただしこれは現代の大相撲・新相撲などとは全く異なるもので、蹴り技など用いていたものらしい。
武術における様々な流派は、戦国時代において形成されたものではなく、むしろ江戸初期に勃興したという。流派の数は幕末までに数百(あるいは千)を越えたと思われるが、統計資料は存在しない。明治維新後のいわゆる文明開化の中で武術は時代遅れと断ぜられたりもしたが、むしろより大きな打撃は第二次世界大戦において被った。沢山の流派において、継承者が戦死するなどの原因から失伝(伝承が途絶え、失われること)したという。
一子相伝の小さな流派では、大々的に道場を構えたりせず一族だけで伝承されてきているため、時代状況の移り変わりの中で、次の世代に継ぐべき人間がいなければ容易に途絶えてしまう。流儀を喧伝することがないので、極端な例では親族の葬儀に参列してはじめて「なにやら一族の武術があって、その継承者だった」ことを知るなどの事例も見られるという。
現代武道が武術をベースとして発祥・隆盛したのは明治以降であり、それ以前から続く各種武術は、頑なに古式の形態を守っていたり、現代武道へと転身するなどし、現代においても様々な形で受け継がれている。
また一方、営々と受け継いだものではなく近年新しく創始されたものの中にも、武術を標榜するものがある。背景としては、現代武道に対する「安全性を求めて実戦性を失った」「ルールの中での競技(試合)に走り本来の形から乖離してしまっている」といった批判の関係もある。
武芸十八般
武芸十八般とは、中国から伝わった言葉で、武士が修得すべき18種類の武器・武術の総称である。この18の武技の内容は時代・流派により異なっているが、概ね以下にあるようなものである。(広く含まれるものを前半に挙げた)