日野バイパス(ひの―――)は、国道20号のバイパスであって、東京都 国立市谷保の国道20号交点(国立府中インター入口交差点)から日野市を横断して八王子市 高倉町の国道20号交点(高倉町交差点)までの路線である。
日野バイパスは、以下の課題を解決すべく建設が計画された。
- 日野橋交差点は国道20号のほか東京都道29号立川青梅線(新奥多摩街道)、東京都道16号立川所沢線(立川通り)など交通量が多い道路ばかりが交わる五差路で、おまけに国道20号は直角に曲がっているために慢性的な混雑と通行のしにくさが問題になっていた。
- 日野市内の国道20号は2車線と狭隘で渋滞や事故の多発が問題となっていた。
一番の特長は、中央道の国立府中インターチェンジに第2インターチェンジを開設し、それと日野バイパスを繋げることで東京都心方面との交通を改善させるように設計されている点である。
日野バイパス完成後の国道20号は、東京都道17号所沢府中線交点(府中市)~東京都道29号立川青梅線(新奥多摩街道)交点(立川市)を現行の4車線から2車線化して停車帯や歩道の拡幅が予定されている。
また、日野バイパスは日野市川辺堀之内で八王子南バイパスとの接続も計画されており、この地域の渋滞解消と市街地開発に拍車が掛かるものと期待されている。
歴史
- 日野市泉塚交差点~八王子市高倉町交差点供用開始
- 日野市神明~日野市泉塚交差点までの供用開始
- 2003年(平成15年)3月 石田大橋部分開通。これにともない東京都道交差点(国立市泉)~東京都道503号相模原立川線 万願寺交差点(日野市)までの供用が開始される。また新川崎街道~川崎街道間、380mも同時に供用を開始
沿線ガイド
国立側から石田大橋を渡ると天気の良い日には真正面に富士山が見える。朝日に染まった富士山も美しいし、冬の抜けるような青空に白い雪をいただいた姿も良い。
そして1月ごろには山体に夕日が沈む。刻一刻と表情を変えていく富士を眺めるのも趣がある。付近の駐車場にクルマをおいて徒歩で上ってゆっくり眺めたい。
1602年、江戸幕府により五街道のひとつとして整備された甲州街道は、石田の渡し(石田大橋下流付近)を渡っていたと言われている。その後、万願寺の渡し(現在の中央道多摩川橋下流付近)、日野の渡し(現在の東京都道149号立川日野線 立日橋下流付近)と渡河地点を替えてきた。
時代や名称は変わっても川を渡る地点があまり変わらないというのはおもしろい。しかも、石田大橋の開通で最も古い石田の渡し付近に戻ってきたのだから、甲州街道は先祖返りしているのかもしれない。
日野市さくら町のコニカミノルタ東京サイト日野事業場の桜が美しい。
コニカミノルタ東京サイト日野事業場はかつて小西六写真工業日野工場といい、銀塩フィルムを生産していた。そのフィルムは「さくらカラー」のブランドで売られていた。それに因んで工場の周囲に桜の木が植えられた。ソメイヨシノが中心だが八重桜も含まれている。特に日野バイパスに面したところは歩道にまで覆いかぶさるようにして咲き誇って見事である。