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朝鮮語

朝鮮語は、朝鮮民族が使う言語である。

韓国及び北朝鮮公用語。 その他の地域の話者は、中国ロシア米国カナダ日本に住む朝鮮民族集団で話される。世界総計では7千万人の話者がいる。

言語学的には韓国の公用語と北朝鮮の公用語は同じ言語であるが、 南北の語彙・語法・記法・発音などの違いから朝鮮語をもっぱら北朝鮮の公用語という意味に限定的に使う場合も少数ある。

Table of contents
1 言語の分類
2 「朝鮮語」と「韓国語」
3 表記
4 日本語との比較

言語の分類

朝鮮語は一般的には分類上孤立した言語と見なされることが多い。

しかし、アルタイ諸語との関係、また日本語との関係もしばしば議論の的となる。前者は特に韓国、また一部のアメリカの研究者によって主張され、後者は特に日本や伝統的な西欧の研究者によって主張されている。学者によっては、アルタイ諸語に含める場合、日本語と同族関係にあるとする場合、また日本語と共にアルタイ諸語に含める場合もある。

日本語を朝鮮語と比較した場合、文法的な面からは顕著な共通点があると考えられている。しかしその一方で文法に比べて変化を受けやすい語彙の点からは、それほどの共通点が見い出せないのも事実である。このことから、仮に朝鮮語と日本語が同一の祖語から派生したものであるとしても、それには相当な過去にまで遡らなくてはならないと考えられている。

「朝鮮語」と「韓国語」

学術の場では、この言語が使われてきた地域が歴史的に「朝鮮」半島と呼ばれてきたことから、「朝鮮語」と呼ぶのが普通である。

学術以外の場においても、戦後ながらくは「朝鮮語」が一般的であったが、韓国という国家が歴史を積み重ねるにしたがい、国名をとった韓国語という表現がかなり定着している。

ハングル語

「朝鮮語」と言えば韓国系の団体から、「韓国語」と言えば朝鮮系の団体から抗議が来る事情があったために、NHKが朝鮮語のラジオ/テレビ講座を開設するにあたり、苦肉の策として、文字体系の名称である「ハングル」から、「ハングル講座」という名称を使うこととなった。これにより、以前からないではなかったが、朝鮮語もしくは韓国語という名称のいずれも避けるために、文字名の「ハングル」により言語を間接的に指す用法が広まった。ハングルという名称で言語名にかえる表現の流行の影響で、この用法を誤解した人を中心に「ハングル語」という表現もしばしば見られるようになり、混乱を招いている。

コリア語

朝鮮語・韓国語という表現を避けるために使われ始めた表現として「コリア語」という表現も使用されるようになったが、ハングルという文字名称を使った間接表現、ハングル語/コリア語といった表現のいずれもしばしば批判の的となっている。

北朝鮮と韓国で使われていた言語は、もともと同じものであったが、分裂の時代が長引くにつれて、語彙に違いが生まれ始めている(これは特に分断後に生まれた外来語・新語において顕著である)。

南北間の差異

政府の制定する正書法についても、南北で差異がある。

発音面では、韓国ではソウル方言を基準とし、北朝鮮では黄海道方言を基準としたことから、標準音に若干の違いが見られる。

表記

表記に用いられる固有の
文字朝鮮文字)を韓国側はハングルと、北朝鮮側はチョソングルと呼ぶが、これは15世紀の世宗大王時代に人工的に作られた表音文字である。他に漢字も使用される。

日本語との比較

文法的には日本語によく似た語順を持つが、一部で日本語とは異なる語順となることがある。SOV型であり英語などのSVO型ではない。




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