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乳(ちち)は、動物のうち哺乳類が幼児を育てるために母体が作りだす食べもので、乳房で作られ乳首から体外に出てくる。乳房は血液を乳に変換する。出産直後に母体から出る乳は初乳と呼ばれ、幼児の免疫上重要な成分が含まれている。
特に母乳 (ぼにゅう)と呼ぶ場合は、ヒトの女性が出す乳を指すのが、慣例である。
どんな哺乳類も本来子供を出産した後、数ヵ月から数年の補乳期間だけ母体は乳を作り出す。人間の場合は子供に乳を与えている間、身体は乳を作り出し、少なくとも3年から5年ほどは乳を作ることができる。ただし、出産直後でも哺乳をしていなければ数週間で乳は出て来なくなる。
本来は、哺乳類の母親が自分の子供に与えるものである。しかし、栄養に豊富なため人類が家畜としていくつかの哺乳類を飼育し、その乳を食糧として使うようになった。乳を取っているだけではその家畜が死ぬことはなく、またその日に必要な分だけを取ることが出来るので保存の役目にもなる。
なお、成長した動物が乳を食べる習慣は一般的にはなく、人類においても比較的新しい習慣のため、乳を長期に渡って取っていないと腸から必要な菌が減ってゆき十分な消化できなくなる。
家畜から乳を連続して得るためには、いくつかの方法が取られる。牝牛が子供に乳を与えなくなった後も、乳を絞りなおかつ仔牛の張子を牝牛の前に置いておくなどの方法が取られたが、現在一般的には、(筆者はしりませんのでよろしく)。
食用の乳
家畜から食用として使われる乳には以下の物がある。
;牛乳:牛から取られる乳。もっとも一般的に食用にされる乳である。
;水牛乳:水牛(バッファロー)から取られる乳で、牛乳より濃厚で脂肪分に富む。水牛の成育に適した暖かい地方(南アジアなど)で一般的に使われるが、寒い地方では使われない。
;ヤク乳:ヤクの乳。ネパールやチベットなどで使われる。
;山羊乳:山羊(ヤギ)の乳。
;羊乳:ヒツジの乳。
;馬乳:ウマの乳。モンゴルなどの中央アジアで使われる。
;ラクダ乳:ラクダの乳。中央アジアなどで使われる。