万景峰号(まんぎょんぼんごう)は、北朝鮮と日本を結ぶ貨客船。平壌郊外にある山・万景峰から名付けられた。
1971年5月に万景峰が就航し、現在の万景峰92は、1992年6月より。
日本と国交の無い北朝鮮であるが、「万景峰号を利用して、コンピュータやステンレスなどのミサイル部品、あるいはミサイルの加工機械など禁制品の違法の持ち出し、多量の麻薬の持ち込み、外国為替法に違反しての現金(円)の持ち出しなどがされてきた」とされる。新潟港に寄港している。
2003年5月には、アメリカの議会公聴会で、北朝鮮技師によって、万景峰号によってミサイル部品が日本から運ばれた、との証言があった。
この船は全て在日朝鮮人からの資金によって建造された。
最近では、北朝鮮による日本人拉致問題や日本上空を通過するミサイル発射実験などによる日本の反北朝鮮感情から、この船に対してポートステートコントロール(PSC)などで厳しい検査を行っている。
入航拒否運動
- この船にまつわる疑惑としては輸出規制品の密輸、外為法違反の大量の現金持ち出し、日本で活動する北朝鮮工作員の連絡活動、北朝鮮工作船の支援などがある。
- このうち密輸品は核兵器の開発や、日本が射程に入るミサイルの部品、軍用品などに利用されていると言われる。また現金の持ち出しに関しては軍事用の資金になっていると言われている。
- 日本人拉致問題に関してはこの船は直接は関係ないものの、在日朝鮮人はこの船で自由に北朝鮮へ入国できるのに、北朝鮮が拉致を認めている日本人の家族や日本人妻は日本への入国を阻止されていることなどから、大きな入航拒否運動が起きている。
- これに対して日本政府は法律に則った対応をしているが、問題の多い北朝鮮船に対してはそれ以上の入航拒否などを念頭に入れた法律の制定も検討されている。
- これに対して唯一の帰国の手段を奪うのは人道に反するとの意見もあるが、「実際には中国経由の飛行機で帰国した方がはるかに安い。また、党幹部のためにメロンや高級ワインを積む船のどこが人道か。」という意見もある。