|
|
アニメはアニメーションの略称。また、アニメーションを用いて構成された映像著作物全般を指す。
| Table of contents |
|
2 日本のアニメの特徴 3 日本のアニメの文化的地位 4 現代のジャポニスムと評されるアニメ 5 アニメのジャンル 6 代表的なもの 7 関連項目 |
戦後日本のアニメの主流は他の地域のアニメとは異なる方向に発達し、明らかに固有の様式をもつに至っており、これら日本製ないし日本風である「日本のアニメ」、とりわけマニア向けの作品は、米国など英語圏をはじめとする日本国外で、特に anime (アニメ)と呼ばれるようになった。
一方、日本で anime に相当する語として「ジャパニメーション(Japanimation)」が用いられることがあるが、例えば米国市場では専ら anime と呼ぶことなどから、一見国際的な標語のように聞こえる「ジャパニメーション」は、実は日本でのみ好まれる、海外進出を意識した ドメスティックなキャッチフレーズ に過ぎないと指摘されている。結局、anime に相当する適切かつ簡潔な語は無いようである。
日本のアニメは漫画もしくは小説、ゲームなどを元にしているものが多い。最初にテレビでの毎週放送を行った手塚治虫の影響により、多くはリミテッドアニメという動きの省略されたアニメーションである。
さらに、安保闘争などに参加した人間がアニメ産業に入り、政治的、哲学的な内容のアニメが増え、
子供から青年淑女、さらには成年大人へとアニメを見る幅は増大した。
この様な発展と共に視聴者層の増大はアニメは子供の見る物だとは考えられなくなった。
童話、勧善懲悪物のアニメは「古典」に分類され、これは子供向けのアニメとして今も存在する。
1990年代には政府が公式に「アニメ」は文化だと認める事になり、公的にもその価値は認められた。
アニメに描写される暴力表現は最初問題になったが、暴力の描写は必ずしも暴力に結び付かない事が長年のアニメの浸透で分かり、日本では他国と比べて許容される傾向にある。
最近では直接的な性描写、あるいは子供向けアニメにも登場する間接的性描写が問題となっている。
さらにアニメに登場するキャラクターの容姿が幼児化し、幼児性愛好者を増長させているとの批判もある。
この問題は現在も議論中であり、結論は出ていない。
アニメのキャラクターに声をあてる「声優」と言う職業も、近年はアイドル化進む。
大別して広域型声優アイドルと密着型声優アイドルの二種に別れる。
広域型声優アイドルは芸能界における歌手や芸能人、芸人同様に広く大きい万単位のファンを持つ。
密着型声優アイドルは、一部の熱狂的な100人~3000人程度のファンを大切にして活動する少数精鋭志向だ。
密着型声優アイドルの活動場所は資金的限界もあり限定的だったが、
最近ではインターネットラジオなどへの進出により、活躍の場を広げる。
そのファン層も韓国人や台湾人、アメリカ人やドイツ人等が参加し国際的になっている。
日本の漫画やアニメは近隣諸国(主に韓国、中国、台湾、タイ、ベトナム、フィリピン等)では
違法ルートを通じて普及し購買層が定着した。
手段は違法ではあるが、その違法によって市場が確立された結果、
現在もまだ海賊版などの問題はあるもののライセンス契約などを結ぶに至り商業的成功を収めている。
漫画やアニメと同時に輸出される日本文化や日本の大衆文化も同時にアジア地域で流行となり、
経済的だけではなく、文化的にも漫画やアニメはアジアを接近させ共有財産化している。
欧米も当初の日本と同様にアニメは子供向けの物だと考えられていた。
さらにアニメの物語の供給源となる漫画などの「コンテンツの根源」が欧米ではあまり発達しなかった為
アニメはまさに子供向けにしか生産されない、道徳教育的意味合いが強かった。
国際化に伴い日本のアニメの存在が知れ渡ると、欧米では当初拒否感が強かった。
これに関し、イギリス人の趣味が悪過ぎたのが原因だと言う人もいる。
最初に日本のアニメに目をつけたイギリス人達は、非常にグロテスクか非常に暴力的なアニメを好んで見た。
これが欧州のアニメの偏見の元となる。
第一印象では日本のアニメのキャラクターは顔の5分の1、時には3分の1にまで占める異常な眼の大きさが奇妙に映った。
これは「昆虫の目」と呼ばれ、当初不気味がられた。
だが、この眼の大きさは日本人が「眼で感情を訴える」事を重視する事から強調される表現であると言われる。
これは東洋と西洋の価値観の違いが大きい。
そもそも言語は不完全な物だと言う共通の価値観が東西にある。
だが、不完全だからこそ言葉を徹底しようと考えたのが西洋であり、不完全だからこそ言葉以外の物を探したのが東洋だ。
日本は言葉以外の方法でこのキャラクターのデフォルメ、過剰な表現、特異な表現でこれを補った。
その代表的な例が「眼の異常な大きさ」だと言う。
第二に欧米の道徳的規範はキリスト教の考えを元にしており、日本の仏教や神道などが規範となっている道徳的規範が描写されているアニメは文化的あるいは精神的な侵略と捉えられた。
特にイタリアやフランス、アメリカのキリスト教徒などが日本のアニメや漫画に強く反発した。
この点は欧米が文化に関して保守的である事が伺えられる。
スウェーデンやドイツ、スペインでは何故か比較的すんなり受け入れられた。
宗教的、時に法的な壁にぶつかったアニメだが、熱狂的なファンが「ファンダブ(fundub)」と呼ばれる団体を作った。
これは日本からアニメを輸入し、日本語から各国の言語に翻訳し、熱狂的なアニメファン同士で鑑賞を楽しむと言う団体だ。
著作権の法律から見れば、非常にグレーゾーンな位置にいるが、このファンダブの活躍により
欧米でもアニメの市場が確立し、またファンダブの熱心な啓蒙によりアニメへの偏見も解けていった。
一部のファンダブはアメリカの共和党の政治家にアニメファンが居る事を知ると狂喜してネット中にその事実をばら撒いた。
逆に言えば、それほどアニメファンと言うのは虐げられていたと言う事でもある。
現在でも欧米ではアニメを見る者は少数派に属するが、所謂ディズニー系の「アニメーション」の市場は頭打ち状態から市場規模縮小へと移っている。
それを穴埋めする形で日本のアニメは一年間で1.5倍、時に3倍と驚異的に市場が成長している。
ちなみに日本の著作権はアメリカほど厳格ではなく、人格権が強化されている。
つまり著作者が不快だと思えば、著作権侵害として訴訟可能だが、
著作者が何とも思わなければ、二次創作も問題にはならない。
これは同人誌と言う世界で確認出来る知的財産社会で稀有な現象だ。
また押井守 Ghost In The Shell 、大友克洋 AKIRA などが欧米でヒットし
広くアニメが受け入れられ、また娯楽面だけではなくアニメを芸術的に見ると言う考え方も産まれた。
最初のジャポニスムは浮世絵だった。
現代のジャポニスムは、アニメだと言う。
フランスではかつてのジャポニスムの経験を元に、このアニメを第二のジャポニスムと表現した。
既に世界のアニメ市場の60%は既に日本のアニメだと言う。
アメリカの映画産業、ハリウッドではコンテンツ不足から日本のアニメコンテンツや漫画コンテンツを原作供給元として非常に熱心に研究している。
アニメ研究部門が設置されるほどで、アニメの体系的な研究も進んでいる。
日本ではアニメの体系的研究はアメリカに遅れており、文化史上における歴史的な評価もされていない。
かつて浮世絵の春画が「堕落」とした理由で評価されていない理由とほとんど同じ理由だ。
「アニメ」は「貧相」であり「下劣」であり「劣っている」とする偏見は未だに日本に存在する事実は隠せない。
だが近年日本でもアニメの研究が始まり、ようやく学問的体系の研究も進んでいる。
それでもアニメを専門とする批評家の不足など、アニメの質を高める構造が欠落し、
アニメ産業界の利益の代弁者や、システムとしてアニメを支援する体制が無い。
シナリオライターやアニメ監督個人の能力への依存度が高い状態が続き、
アニメの質の低下が懸念されている。
日本のアニメ、anime
日本のアニメの特徴
日本のアニメの文化的地位
現在ではあまり見受けられないが、アニメが子供を中心として流行していた時代には
アニメは子供向けの者だと考えられていた。
リミテッドアニメに部類されるアニメのコスト削減の手法は動画の動きを少なくした。
代わりにキャラクターの感情表現や人物関係の複雑化で動きの乏しさをストーリーの豊かさで補完した。現代のジャポニスムと評されるアニメ
アジアでは比較的に早い段階で漫画やアニメは受け入れられた。
(注:性描写、また裸体描写に関しては日本よりも各国は遥かに厳しく、作品は加工された。)アニメのジャンル
対象層別
ジャンル・題材別
代表的なもの
関連項目