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ストア派

ストア派はヘレニズム時代に成立した哲学

ストイック(stoic)という言葉が示すように禁欲的な思想と態度によって広く知られている。 とくに古代ローマの共和制末期からキリスト教を認める前までの帝政期における影響は非常に大きい。 アカデメイア、リュケイオン、エピクロスの園と並んで4大学派とされていた。

Table of contents
1 概要
2 共通した思想上の特徴
3 補足
4 前期
5 中期
6 後期

概要

アテナイでゼノンによって開かれたギリシャ哲学の一派。
同時期に起こったエピクロス派とは思想的には相反するとされるが、後期においてはかなり近い印象を受ける。
犬儒学派から発展的に新たに作られた哲学学派なのでその元となった犬儒学派とは思想についてもその性格態度についても似ている点が多い。

共通した思想上の特徴

それぞれの考え方は互いに密接に関係しあっている

徳の実践を第一

ストア派は、自分達が善い生き方であると考えた生き方について実践することを要求する。 堕落した生活は魂までも堕落させるという考える。
ソクラテスの「ただ生きるのではなく、より善くいきる」につながる考え方と思われる。

感情からの解放(理性主義)

あらゆる感情から解放された状態を魂の安定とし、最善の状態として希求する。
当然、死に際しての恐怖や不安も克服の対象と考える。その理想としてよくソクラテスの最期が挙げられる。

怒らず、悲しまず、ただ当然のこととして現実を受け入れ行動することを理想とする。

命の軽視

自殺の肯定とも言われる。
他者の命も自己の命も同様に軽く扱うが、あとで述べるように人間それぞれの自由意思を全面的に尊重しているため決して他人に対しての殺人は肯定しない。ただし当時の他の哲学と同様に敵に対して勇猛に戦うことは善とされた。(そもそも戦場に立つということは自ら命を捨てることも辞さないと考えられるから。)尤も人によっては明確に「他者への殺人は悪」と考えた人もいた。

このような考え方は「魂は神から借りているだけ」という言葉に端的に表されている。
そもそもは命に固執しないことによって死に際しても精神を安静に保つことを目指したと思われる。

世界市民思想(コスモポリタニズム)

運命の肯定と自由意志の肯定

ストア派のパラドックスということもある。

「善でも悪でもないもの」の思想

補足

ストア派の思想は残念ながら現存資料が後期に偏っているため前期、中期の思想は明確にはわからない。 いくつかの断片的資料や後期でも最も前期に近いとされるエピクテトスの思想から推測するしかない。

前期

主要人物

  • ゼノン

中期

後期

主要人物

著書

  • 「自省録」マルクス・アウレリウス・アントニヌス

補足

彼の著作は彼自身の思想でないが、ストア派の思想を知る上で参考になる。




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