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キリスト教において救世主とされているナザレのイエスは、当初ヨハネの運動に参加していた可能性が高い。キリスト教の福音書によればイエスはヨハネにより洗礼(またはバプテスマ)を受けている。
原始キリスト教団はヨハネの教団を意識していた形跡があり、当時のキリスト教団を研究する際にはヨハネにも言及することが多い。
主にキリスト教の文脈で語られることが多い人物であるので、キリストの弟子である使徒ヨハネと区別するために、洗礼者ヨハネと呼ばれる。
ヨハネは「エホバは恵みを示してくださった; エホバは慈しみに富んでおられた」を意味するエホハナンと同義の英語名。ゼカリヤとエリサベツの間に生まれた子。イエスの前駆者。聖書によれば、ヨハネの両親は二人ともアロンの祭司の家系の人であった。ゼカリヤはアビヤの組の祭司であった。―ルカ 1:5,6。
エリサベツが妊娠6か月目だった時、親族のマリアが彼女のもとを訪れた。その時のマリアは聖霊によって妊娠していた。エリサベツが親族のマリアのあいさつを聞くと、エリサベツの胎児は胎内で躍り上がった。エリサベツは聖霊に満たされて、マリアに生まれる子が自分の「主」になることを認めた。―ルカ 1:26,36,39‐45。
エリサベツの子供が生まれた時、隣人や親族はその子をその父親の名で呼びたいと思ったが、エリサベツは、「それはなりません! この子はヨハネと呼ばれるのです」と言った。そこで人々はその子の父親に、その子を何と呼んだらよいか尋ねた。み使いガブリエルが述べたとおり、ゼカリヤはガブリエルが彼に告げた時から話すことができなくなっていたため、書き板に「ヨハネがその名です」と書いた。その時、ゼカリヤは口が利けるようになり、話し始めた。ここにおいて皆は、エホバのみ手がこの子供と共にあることを認めた。―ルカ 1:18‐20,57‐66。
人物紹介
奇跡的な誕生
西暦前3年、アビヤの組が奉仕するよう割り当てられていた時期に、ゼカリヤが聖なる所で香をささげるまれな特権にあずかる番になった。彼が香壇の前に立った時、み使いガブリエルが現れて、ゼカリヤに男の子が生まれること、その子をヨハネと呼ぶべきことを告げた。この子は、サムソンと同じように終生ナジル人として過ごすことになっていた。ヨハネはエホバのみ前で偉大な者となる、つまり「準備のできた民をエホバのみまえに整える」ためにエホバの前を行くのである。ヨハネが誕生するとすれば、それは神の奇跡によるものでしあろう。ゼカリヤとエリサベツは二人とも高齢になっていたからである。―ルカ 1:7‐17。