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第三次ソロモン海戦後、周辺海域の制海権を失った日本海軍は、ガダルカナル島への補給を闇夜に駆逐艦の高速に頼って行うしかなかった(鼠輸送、米軍側呼称「Tokyo Express」)。これを察知した米軍は、その阻止のためにライト少将率いる第67任務部隊(ライト部隊)をガダルカナル島沖に派遣する。
11月30日夜、田中頼三少将率いる第2水雷戦隊(二水戦)は、各駆逐艦の予備魚雷を下ろし、その代わりに補給物資の積んだドラム缶を大量に積み同海域に進出する。ライト部隊の旗艦「ミネアポリス」はレーダーにより先に二水戦を発見、攻撃準備を整え接近しつつあった。警戒任務を受けていた「高波」は接近中のライト部隊を発見し、旗艦「長波」へ報を送る。この時輸送部隊本隊は、ドラム缶の投下準備を整えつつあったが、田中中将は「敵艦見ユ」の報をうけるやいなや物資投下をあきらめ、全艦に突撃を命じた。
ライト部隊は「高波」に集中砲火を浴びせ、同艦を大破炎上させた。しかしその後、二水戦の放った魚雷が次々と命中、米軍は重巡「ノーザンプトン」が撃沈、重巡「ミネアポリス」「ペンサコラ」「ニューオリンズ」が大破するという被害を受けた。圧倒的な戦力差の中、日本海軍が伝統の夜間水雷戦で勝利を収めた最後の海戦となった。
参加艦艇