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宇宙の戦士

宇宙の戦士(うちゅうのせんし。原題Starship Troopers)はアメリカSF作家ロバート・A・ハインラインによる戦争SF小説。
1959年という、冷戦時代の真っ直中、ベトナムの情勢が戦争へ向けて大きく傾いていた時期に刊行された。

概要

一人の少年、主人公のジュリアン・リコ(ジョニー)が、軍隊に入り、徹底的にしごかれて、一人前の兵士になっていく過程を描いた作品。軍事訓練および惑星クレンダツウの蜘蛛そっくりな生物との戦いを描いている。 ハインラインは宇宙の戦士の中で、主人公の歴史哲学の教師であるジャン・V・デュボア機動歩兵退役中佐の言葉を通して、軍国主義的、戦争肯定的な発言を繰り返している。軍事教練という力による教育の強調や敵意を持った勢力に対しては、こちらの側も相応の力を有していてはじめて、対等に対峙できる、というスタンスが軍国主義的で、この為多くの議論を読んだ問題作。戦争否定派からは「三等兵小説に宇宙服を着せただけ」と批判された。ハリイ・ハリスンは『宇宙の戦士』のパロディである反戦小説『宇宙兵ブルース』を書く事で、『宇宙の戦士』の軍国主義的な思想に真っ向から対立した。ハインラインは数々の問題作を書いたが、宇宙の戦士はその最初のものである。

なお、作者のハインラインは大学中退後すぐに軍隊に入隊(後に病気の為除隊)したり、執筆を休止して志願兵として参戦したりするなど、右翼的傾向が強い人物である。しかし後には異星の客のような共産主義的な小説を書いたり、愛に時間をで国の為に戦うのは馬鹿げているかのような発言をするなどした。

他の作品への影響

兵士が装着するパワードスーツ(強化防護服)等、作品中に登場する様々な小道具類やアイディアは日本SFアニメ等に影響を与えたといわれている。

また、同作品は日本においてアニメ化(宇宙の戦士 (アニメ))され、アメリカにおいては1997年映画化(スターシップ・トゥルーパーズ)されたが、映画作品中にパワードスーツは登場していない。ハリイ・ハリスンの宇宙兵ブルースは宇宙の戦士のパロディである。

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