ウィーン(Wien)はドイツ語でヴィーンという。 V 音を転写するを参照のこと。
物理学者のウィーンは、ヴィルヘルム・ヴィーンを参照。
ウィーンは、オーストリアの首都。ローマ帝国の宿営地ウィンドボネンシスをその起源とする。
かつてはマリア・テレジアとハプスブルク家の栄華の舞台。2001年市街の歴史地区がユネスコの世界遺産に登録された。
ウィーンのオペラ座、ワルツ、モーツァルトにフロイト。哲学では、ウィトゲンシュタインとウィーン学団、美術ではグスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、ウィーン分離派など。
現在ではオーストリア政府の誘致政策もあって、国際組織の拠点の集積地にもなっている。国際原子力機構(IAEA)、国連ウィーン本部(UNOV)、石油輸出国機構(OPEC)などがあるほか、日本政府も国際機関日本政府代表部のひとつをウィーンにおいている。
音楽
ウィーンフィルは、ウィーン国立歌劇場でオペラの伴奏を行うウィーン国立歌劇場管弦楽団が、それ以外の演奏会で演奏するときの名前である。数あるオーケストラの中でも最も有名なオーケストラの1つである。
毎年1月1日に、ウィーン楽友協会の大ホールで行なわれるマチネのコンサート。おもにヨハン・シュトラウス一家のワルツやポルカなどを演奏する。新年を祝う気軽で陽気なコンサートである。ウィリー・ボスコフスキーが指揮をし、各国に中継され始めた頃から人気が高まり、現在は全世界に生中継(日本ではハイビジョンなど)されている。気軽な雰囲気のコンサートであるが、その切符を入手するのは極めて難しく、数ある音楽会の中でも最もプレミアが付く演奏会の一つである。2002年には小澤征爾が、アジア人では2人目、東洋人(日本人)では始めて指揮を行なった。
なお、この演奏会では、アンコールの最後から2曲目に美しく青きドナウを、最後の曲にラデツキー行進曲を演奏するのがならわしとなっている。また、美しく青きドナウの最初の部分が演奏されると、一旦拍手が起こり、指揮者およびウィーンフィルからの新年の挨拶があるのもならわしとなっている。新年の挨拶は、その年の指揮者により色々な趣向で行なわれる。たとえば、2002年のコンサートでは、ウィーンフィルの楽員に縁のある国の言葉で新年の挨拶を行なうという形で行なわれた。