|
|
ハングル、朝鮮文字(ちょうせんもじ)は、朝鮮語独特の文字。朝鮮王朝の世宗大王が民百姓の為に作成させ、訓民正音として発表させたとされる。作成は1443年説が有力である。一般に発表されたのは1446年の訓民正音という本の発表によるという説と、それ以前に発表されていたという説がある。元来は、漢文を正しく読むための発音記号であったと考えられる。
| Table of contents |
|
2 ハングルの呼称について 3 文字の特徴 4 その他 5 関連 6 外部へのリンク |
歴史
しかし作成当初から事大主義的な保守派による猛烈な反発にあい、特に世宗大王死後は推進派が次々と失脚し、結果朝鮮文字は「女子供の文字」として蔑まれる事になった。そして公的な文書には従来通り全て漢文が使われ、一部の大衆文学等をのぞいては朝鮮文字はあまり使われる事はなかった。近代になり朝鮮王朝が崩壊するころから知識人層が、民族意識を高揚させるために使われるようになった。さらに日韓併合により朝鮮半島が日本の統治下になってからは、初等教育を義務化させる過程を円滑にするために総督府がハングルを採用したことにより全国的に普及した。しかし日韓同祖論をもとにした同化政策が推し進められた事により次第に朝鮮文字の利用は制限されるようになった。
ハングルの呼称について
韓国ではハングルと呼ぶ。かつては漢字と併用していたが、公文書で使用を停止したり義務教育で教えることをやめるなどした時期があり、ほとんど使用されなくなった。近年、韓国内の漢字推進運動が影響力を増し、公文書や学校教育で限定的に扱われるようになったが、日常の文章で漢字が用いられるのは希で、新聞の見出しや地名・人名・歴史的用語で一部見られる程度である。若年層では自分の名前さえ漢字では書けないことも珍しくない。ハングルという名称は国語学者である周時経(チュ・シギョン)(1876~1914)が名付けたと言われる。ハンが「偉大な」、グルが「文字、もしくは文」という意味である。
北朝鮮ではチョソングル(朝鮮の文字の意)もしくはウリグル(自分たちの文字の意)と呼んでもとより漢字と併用せず。
かつては女手を意味する諺文(おんもん)と呼んでいたが、軽蔑的ニュアンスがあるので廃止。
日本では、韓国の呼称にならって、ハングルと呼ぶ。
なお、1446年当時と現在とでは文字の構成要素も変化している。
文字の特徴
表音文字である。母音を示す記号と子音を示す記号を合成して一つの文字を構成する。発音構造と表記順に合わせて初声+中声もしくは、初声+中声+終声に分けられる。初声と終声には子音記号、中声には母音記号が入る。現在の子音記号は14個(複合で一つの記号とする場合もあり、これを合わせて30個)、母音記号は10個(複合で一つの記号とする場合もあり、これを合わせて21個)である。母音記号と子音記号の発音さえ覚えれば多くは発音可能である(もちろん、他の言語の表音文字と同様に、発音上の例外はある)。理論上は11,172文字が可能だが、実際に使用されるのはその半分以下である(1987年に韓国の国家標準となったコンピュータ用の文字セットには日常の99%が表記できる範囲として2,350字しか含まれなかった)。その他
関連
外部へのリンク