Guajara in other languages: Spanish, Deutsch, English, French, Italian ...



三位一体

三位一体(さんみいったい、または、さんいいったい)は、カトリック東方正教会プロテスタント等のキリスト教主流派の中心的な教義の1つ(三位一体を教義としないキリスト教宗派もある)。 ギリシャ語で(Αγία Τριάδα)、ラテン語で(Trinitas)という。

Table of contents
1 教義
2 正統と異端
3 歴史
4 関連項目
5 他の意味

教義

「父なる神」と「ロゴス(λογος)である子なるイエス・キリスト」と「使徒などに下された聖霊」(東方正教会では聖神)の3つが、皆尊さが等しく、神は固有の三つの位格(自立存在:希 υποστασις (hypostasis), 羅 persona)でありながら、実体(希 ουσια (ousia), 羅 substantia)は同一であるという意味。

これら3つの位格はしばしば簡潔に父と子と聖霊と言い表される。また、東方正教会では神における三つ自立存在(υποστασις)を強調するため、一の語を用いず、「聖なる三」(希 Αγία Τριάς:hagia trias. 日本ハリストス正教会の訳語では至聖三者)という。

正統と異端

上記のように現キリスト教の主流派は三位一体を教義としている。
しかし歴史的には、キリスト教初期には三位一体を否定する宗派があり、教義論争が起こっていた。 この論争の帰結は
ニカイア・コンスタンティノポリス信条であり、三位一体派は教義の勝利とする。三位一体派は、この教義をこれ以降、正統信仰と呼ぶ。
敗北した非三位一体派は、オリエントエジプト等に逃れ、東方諸教会となった。 現在、この三位一体を否定する主な宗派は、これら東方諸教会、および近現代に起こったキリスト教系新興宗教の諸派にもいくつかある。

三位一体派は、主流である自らの教義を正統とし、自派からかけ離れた教義解釈の教派を異端と呼んだ。三位一体の教義は古代より現代に到るまで、主流派がある宗派を異端か否かを分けるもっとも重要な分かれ目のひとつとしている。

歴史

第1回ニケア公会議

キリスト教が広がる過程で、教理解釈のさまざまな異論が生まれていった。4世紀初め頃、アレイオスによって説かれた「御子は御父と同一の実体ではなく(έτεροούσιος)神性を持たない」と考える
アリウス派が、当時は神学において首位を担っていたアレクサンドリア学派と激しく対立した。教理の混乱に収拾がつかず社会問題にまで発展したため、東ローマ帝国皇帝公会議を召集、325年第1回ニケア公会議において、アレクサンドレイア教会助祭アタナシウスらの論駁により、アリウス派側が異端として敗北した。アタナシウスはさらに書簡などの中で、聖霊が御父と同一の実体(同本質:όμοούσιος)とすることを説いた。後、彼はアレクサンドリア教会の総大主教に叙階され、三位一体の教理の創始者の第一人者となった。

ニカイア・コンスタンティノポリス信条

4世紀後半から5世紀の初め頃には「聖霊は神性を持たない(Pneumatomachi)」とする考えが、ヘレスポントスに隣接している国々のマケドニア人の間で普及した。そして、御父と御子と聖霊の実体は同本質ではなく類似(όμοιούσιος)とする類似派、「御父と御子と聖霊は、一つの神の性質に過ぎず、御父みずから受肉(籍身)しキリストとなった」と考えるサベリウス派などが現れた。これらは、381年の第1回コンスタンチノープル公会議で異端として排斥された。そしてこの公会議の際、ニカイア信条は拡張されニカイア・コンスタンティノポリス信条が採択され、三位一体の教理はほぼ完成に達した。このときも、アレクサンドリア学派の教父ら(特にカッパドキアの三教父が知られている)が活躍したとされる。

フィリオクェ問題

しかしながら、ラテン系の西方教会において、ニカイア・コンスタンティノポリス信条がラテン語に翻訳される際、ギリシャ語本文の聖霊に関する箇所において、「父から発出する」を意味する "τού Πατρός εκπορευόμενον" を 「父と子から発出する」の "ex Patre Filioque" と、「ともに」を意味する接尾辞 que が附加された。ローマ司教会議は Filioque を正文と決定したが、公会議を通さずに行われたこの変更に、ギリシャ系の東方教会は強く反対した。これがいわゆるフィリオクェ問題(Filió que)である。フィリオクェ問題は、やがて東西合同で執り行われたフィレンツェ公会議で採り上げられ、一旦ギリシャ系の主教らは「父から子を通して」を承認したが、ロシア正教会は公会議に出席したキエフ主教を破門し、決議の承認を撤回した。 これによって東西教会の分裂はそのままにされることとなった。ローマ教会では トリエント公会議の第2回総会で、"Filioque" を加えたラテン語の信条が改めて承認された。

関連項目


他の意味

日本では三位一体を、単に「3つの物を併せて」という程度の意味に使うこともある。 小泉総理が良く使う財政の「三位一体の改革」など。 三位一体は他力本願などと同様、日本では俗化された意味で使われることの多い宗教用語である。
この記事は 書きかけです。この記事を直して下さる協力者を求めています。




Wikipedia - All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.

Tagoror dot com  -  Legal Information  -  Contact us