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モリサワ

モリサワは、手動写植機電算写植機のメーカーであり、近年ではDTPフォントや、組版ソフトウェア、オンデマンド印刷機などを開発・販売しているメーカー。
印刷出版業界におけるPostScriptフォントの第1位の市場シェアを誇る。

Table of contents
1 歴史
2 PSフォントの変遷
3 組版ソフト
4 オンデマンド印刷機
5 代表的なフォント
6 代表的な写植機
7 外部へのリンク

歴史

 創業者は森澤信夫石井茂吉と共に「写真植字機研究所(のちの写研)」を設立、エンジニアとして初期の写研機の開発を支えた。のちに森澤は同社を退社(意見の違いが原因と言われる)、1948年、独自に「写真植字機製作株式会社」として創業したのが、現在のモリサワ(1971年に社名変更)である。本社は大阪市西成区

 手動写植機の市場において第2位の位置を占め、時代が電算写植に移ってもその立場をキープしていた。社内で独自の書体を設計し、写研には及ばぬまでも好評を博した。

1984年からは、「国際タイプフェイスコンテスト モリサワ賞」を開催している。

 MacintoshによるDTPの波がやってきたとき、写研は書体をオープンにせずに独自路線を歩んだが、ここでモリサワはアドビと提携し、Macintosh用フォントとして自社の書体を販売する道を選んだ。フォントのスタンダードの地位を巡っては様々な戦いがあったが、写植機メーカーとしての定評と、書体およびフォントプログラムの品質、プリンタメーカーとの提携などの策が奏功し、現在では同社の書体は、DTPにおけるデファクトスタンダードとなっている。

 近年ではOpenTypeフォントをリリースし、次世代DTPへの布石を打っている。これにより、Windows環境でも同社の人気ある書体が使用できるようになった。また、Windows上で同社の書体を使いたいという需要も多く、ViewフォントというWindows用ATMフォントも販売していた。これはプリンタのCIDフォントを指定する専用のスクリーンフォントであったが、非PSプリンタで出力すると当然ながら精度は悪かった。現在はそういった欠点などすべてがOpenTypeフォントで包括できることから、同社ではViewフォントの販売は終了、OpenTypeに移行している。

 インターネットへの対応としては、Webサーバー用のプラグインとしてGlyphGate(グリフゲート)を発表している。これは閲覧側にフォントをインストールしていなくても、ブラウザで同社の書体で文字が表示されるというもの。

PSフォントの変遷

 和文(日本語)PostScript (PS)フォントは、当初OCF形式のものが販売されていた。これは1バイトの欧文PSフォントを多数積み重ねた構造をしていたため、処理が重いなどの問題があり、のちに構造を簡素化するなどの対処でこれを改善したCID形式のフォントが販売された。しかし同社のCIDフォントは、OCFフォントとPSフォント名が同一だった。そのため新旧のフォントを混在させると様々な問題が生じた。同社としては、ユーザーがインストールしているOCFフォントをすべてCIDフォントに置き換えれば問題ないとして、有料アップグレードを推奨していたが、既に安定した出力環境を構築していたユーザーは変更による不安定化(の危惧)と出費を懸念したことなどがあり、買い替えは進まなかった。また、PDFへの文字埋め込みや、Illustratorなどのツール上での文字のアウトライン情報の抽出も不可能という仕様(技術的には可能であったが、政治的判断から制限がかけられた)であったため、デザイナーなどから不評の声が上がっていた。(CIDフォントにアウトライン不可の制限をかけると、出力にもエラーが出やすいという説もある)

 そのため、モリサワは仕様を一部改訂した「New-CIDフォント」をリリースすることとなった。これはフォント名の先頭にA-CIDと付けることでOCFフォントと区別し共存できるようにしたほか、アウトライン抽出も可能とするなど改善が加えられた。そのため、同社のPostScriptフォントには「OCF」「CID(旧CID)」「New-CID」の3種類が存在する。

組版ソフト

オンデマンド印刷機

代表的なフォント

代表的な写植機

(一部)
  • MC-1
  • MC-2
  • MD
  • MD-T (テレビテロップ用)
  • MC-6
  • MC-58
  • MC-2001
  • MC-100
  • MC-P
  • MK-300
  • MK-500
  • ライノトロン
  • ROBO

外部へのリンク





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