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アルコール

アルコール (Alcohol)

  1. アルコール類:有機化学では、メタンエタンなどの炭化水素水素を、水酸基(-OH)で置き換えたもののことをいう。本項で詳述する。
  2. とくに飲用に用いられるエタノール、アルコール飲料のこと。なお、メタノールは飲用に適さないが、終戦後などに物不足でアルコール飲料が入手できない時に、代用に飲用され、多くの人が失明した。

アルコールという言葉は、アラビア語 al-kuHl からきている。


アルコールは、低分子量であれば極性溶媒、非極性溶媒を問わず無制限に溶ける。水素結合を持つため、同程度の分子量炭化水素に比べて沸点融点が高い。

Table of contents
1 分類
2 生成
3 反応
4 利用
5 主なアルコールの種類

分類

水酸基が結合している炭素原子が結合する炭素原子の数で第一級、第二級、第三級という区別がある。酸化すると第一級アルコールはアルデヒドとなり、第二級アルコールはケトンとなる。第三級アルコールは酸化されない。

また、それとは別に、炭素数が少ないアルコールを低級アルコール、炭素数が多いアルコールを高級アルコールという。低級アルコールは無色の液体であり、高級アルコールは蝋状の固体である。

結合している水酸基の数がn個であるアルコールを、n価アルコールという。

生成

第一級アルコールはエポキシドとグリニャール試薬を反応させて酸で処理するか、グリニャール試薬ホルムアルデヒドとグリニャール試薬を酸で処理すると得られる。第二級アルコールはアルデヒドとグリニャール試薬を酸で処理すると得られる。第三級アルコールはケトンとグリニャール試薬を反応させ、酸で処理することで得られる。最も単純なアルコールであるメタノールは一酸化炭素を触媒を用い水素で還元すると得られ、エタノールは発酵により糖から作られている。

反応

アルコールは硫酸を用い、高温で脱水するとアルケンとなる。一方、低温で脱水するとエーテルとなる。オキソ酸との脱水縮合ではエステルとなる。3ハロゲン化リンやハロゲン化チオニル(フッ素を除く)と反応するとハロゲン化アルカンを得ることができる。ハロゲン化アルカンとマグネシウムを低分子エーテル溶媒下で反応させるとグリニャール試薬となる。また、第一級アルコールはPCCで酸化するとアルデヒド、過マンガン酸カリウムで酸化するとカルボン酸ができる。第二級アルコールは過マンガン酸カリウムで酸化するとケトンができる

利用

アルコールは極性基と非極性基から成り立っており、溶剤、溶媒として重要である。また、酸化することでカルボン酸アルデヒドの原料として有用であり、任意のグリニャール試薬を作るために便利である。

主なアルコールの種類





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