アンモニア
アンモニア(Ammonia, NH3):常温、常圧で無色で刺激臭のある気体。空気の0.597倍の密度で、沸点は摂氏-33.4℃。加圧により容易に液化する。
水に非常に溶け易く、水溶液(NH3+H2O→NH4OH)はアルカリ性である。アンモニアに濃塩酸(HCl)を近づけると塩化アンモニウム(NH4Cl)の白煙を生じる。ネスラー試薬で褐色の沈殿を生じる。
アンモニア分子は四面体構造で、非共有電子対を一つ持つ。
工業的には、水素と窒素を、触媒下で比較的低温、高圧下(←体積が減少するため)で合成して作られる(→ハーバー法)。
N2 + 3H2 → 2NH3 (←発熱反応)
蒸発熱が大きく(5.581 Kcal/mol)冷凍機の冷媒として利用することがある(古い型の冷蔵庫にも使用された)。
アンモニアは硝酸、硫安などの原料になり工業的に重要である。