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コンプトン効果

コンプトン効果(コンプトンこうか)は光(電磁波)の粒子性を示す現象のひとつである。1923年にA.H.コンプトンによって確かめられた。

短波長のX線を物質にあてたとき、散乱してでてくる2次X線の波長が入射X線より大きくなるという現象である。 入射X線の波長と2次X線の関係は次のようになる。

λs:2次X線波長
λi:入射X線波長
h:プランク定数
m:電子の質量
c:光速
θ:散乱角

すでにアインシュタインによる光電効果の実験結果(1906年)から、光はhγ(γ=1/λ)のエネルギーを持つ粒子(光子)としての性質を示すことが明らかになっていた。アインシュタインはさらに、光子はhγ/cの運動量を持つと予想していたが、コンプトン効果の実験により、この予想を裏付ける結果が得られた。すなわち、コンプトン効果とはX線と電子との衝突により、X線のエネルギーの一部を電子に与えて、波長が変化する現象なのである。

この結果はニールス・ボーア、アーネスト・ラザフォードらによる前期量子論の成立につながっていく。





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