トーマス・マン (Thomas Mann, 1875年6月6日ドイツのリューベック生まれ - 1955年8月12日スイスで死亡) はドイツの作家。
1891年から1933年までミュンヘンに住む。1933年にナチス・ドイツを避けスイスのチューリッヒ近くのキュスナハトに移住。更に1942年にアメリカはカリフォルニアのパシフィック・パリセーズに移住。1952年にスイスのチューリッヒ近くのキルヒベルクに移り、余生を過ごした。
1929年ノーベル文学賞受賞。1949年にフランクフルトよりゲーテ賞受賞。1955年、故郷にて名誉市民。
兄はハインリッヒ・マン。1905年にカタリーナ・プリングスシャイム(カチア)と結婚し、エリカ、クラウス(作家)、ゴロ(歴史家)、モニカ、エリザベート(ピアニスト)、ミハエル(ヴァイオリニスト)の6子をもうける。
彼の作品のテーマから同性愛を解釈する者もある(特に「ヴェニスに死す」)。1975年に明らかになったマンの日記は、(彼の作品にも見られるという)彼の同性愛への願望のある自分との葛藤を感動的に語っている。マンは、若いヴァイオリニストであり画家でもあるパウル・エーレンベルクへの彼の感情について「central experience of my heart」として記した。
「ヴェニスに死す」がイタリアでルキノ・ヴィスコンティの手により映画化(「ベニスに死す」)されたものが名画として著名であるほか、多くの作品がドイツ国内外で映像化されている。
主な著作
- 小男フリーデマン (1898年) = Der kleine Herr Friedemann
- ブッデンブローク家の人びと (1901年) = Buddenbrooks (En families forfald)
- トニオ・クレエゲル (1903年) = Tonio Kröger
- 大公殿下 (1909年) = Königliche Hoheit
- ヴェニスに死す (1912年) = Der Tod in Venedig
- 非政治的人間の考察 (1918年) = Betrachtungen eines Unpolitischen
- ドイツ共和国について (1922年) = Von deutscher Republik
- 魔の山 (1924年) = Der Zauberberg
- 無秩序と幼い悩み (1926年) = Unordnung und frühes Leid
- マリオと魔術師 (1930年) = Mario und der Zauberer
- ヨセフとその兄弟 (1933年-1943年) = Joseph und seine Brüder (Josef og hans brødre)
- ヤコブ物語 (1933年)
- 若いヨセフ (1934年)
- エジプトのヨセフ (1936年)
- 養う人ヨセフ (1943年)
- ヴァイマルのロッテ (1939年)
- すげかえられた首 (1940年) =Die vertauschten Köpfe - Eine indische Legende
- ファウスト博士 (1947年) = Doktor Faustus
- 選ばれし人 (1951年) = Der Erwählte
- 詐欺師フェーリクス・クルルの告白 (1922年/1954年) = Bekenntnisse des Hochstaplers Felix Krull. Der Memoiren erster Teil