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オープンリール

テープが単体で存在し、そのテープを使って録音するタイプの記録再生装置、またはそのテープ媒体。

リールに巻き取られたテープを記録装置に装着し、記録/再生用のヘッドやテープ送り機構(キャプスタンおよびピンチローラー)を経由して巻き取り側のリールに撒きつけてからでないと使えない。普通テープを取り外す時は、テープをすべて巻き戻してから取り外す。カセット型(オーディオ用だとコンパクトカセットなど)やカートリッジ型(オーディオだと8トラック)に比べると扱いが面倒である。

記録機器としては音楽(テープレコーダー)、映像(ビデオテープレコーダ(VTR)、コンピュータ用データ(MT装置)等がある。

Table of contents
1 音楽用
2 映像用
3 コンピュータ用

音楽用

テープは幅約6mm(1/4インチ=6.35mm)のものが家庭用でも業務用で一般的であり、業務用録音機はしばしば「6ミリ」と呼称される。 記録は固定ヘッドにより長手方向に行われる方式で、トラック数が複数存在した。

テープの走行スピードが4.75cm/s、9.5cm/s、19cm/s、38cm/sと、コンパクトカセットの スピードよりも早く、またトラック幅も広いため、その分音質がよい。また、テープ長が長いため、走行スピードを落とせば、かなりの長時間録音が可能である。 しかし、テープの大きさ(リールの直径)が7インチ、10インチ、12インチなど、とても大きくなる。

PCMデジタル録音が開発・普及されるまでは、レコード用の音源録音は基本的にこのフォーマットで行われた。ちなみに、初期のデジタル録音(日本コロムビア/デンオン)では2インチ・オープンリールのビデオテープレコーダが用いられた。

最近では家庭ではほとんど使われておらず、業務用も過去の録音素材を再生する用途が主体である。

映像用

放送用VTRとしては、初期の4ヘッドVTR(2インチ)から、1980年台から使われた1インチCフォーマットVTR等がある。家庭用には、カセットテープ方式のテープが使われ、オープンリール形式のものはほとんど使われなかったが、業務用、あるいは学校等での教育現場で利用されたものは、オープンリール形式のものがあった。この時には1/2インチのものが主流であった。

また、初期のハイビジョン(HDTV)用VTRも1インチオープンリール型である。

コンピュータ用

1/2インチ9トラック(8ビット+パリティをマルチトラックヘッドで記録)の「磁気テープ記録装置」(MTあるいはMT装置とも)がメインフレームやミニコンピュータの標準的な補助記憶装置として用いられた。 記録密度として、800BPI、1600BPI、6250BPI等があった(BPIはBit Per Inch)。 大型の装置はオートスレッディング(テープを供給リールから巻き取りリールに空気を利用して自動的に装填する)機構を備え、運用性を改善していた。




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