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この理論では、地球内部の最も外側の部分が、外部のリソスフェア(岩石圏)および内部のアセノスフェア(岩流圏)の二つの層から構成されるとする。地球の外側を覆う厚さ100kmほどのリソスフェアはさらにいくつかの「プレート」という巨大な板に分けられる。プレートの固有な運動や相互作用の結果、その境界において地震・火山運動・造山運動・山脈や海溝の形成といった地球規模のさまざまな地学的な変動が引き起こされると説明される。この理論は、大陸移動説や海洋底拡大説よりもプレートの運動の扱いが定量的に厳密になっており、全地球的規模で理解しようとするものである。
1912年にドイツのアルフレート・ヴェーゲナーが提唱した大陸移動説はやがて忘れ去られたが、その後1950年代に入ってから、地球物理学の分野で各大陸の岩石に残る古地磁気を比較することで、磁北移動の軌跡を導き出し、その考察の結果を受けて、海洋底拡大説を基に、大陸移動説のプレートの概念を導入して体系化されていった。
地球は、地表を覆う地殻、その下のマントル、そして中心にある地核の三つに分けられる。マントルはさらに3つに分けられ、地殻の真下から順に、リソスフェア、アセノスフェア、メソスフェア(固い岩石の層)と呼ばれている。地殻とリソスフェアを合わせて、プレートという。プレートは大きく見ると十数枚に分けることができるが、それぞれのプレートは対流していると推定されるアセノスフェアの上に乗っかった状態になっており、アセノスフェアの対流によって、それぞれ固有の方向へ年に数cmの速さで動かされることになる。この結果、プレートどうしがぶつかり合うことになり、さまざまな変動を起こしている。