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1896年旧ハンガリー領コロツヴァー(Kolozsvár)(現ルーマニアクルージュ(Cluj))生まれ/1963年アメリカ・ニューヨークにて没。
ハンガリーの秀英の1人。
1930年代に、ファッション写真に報道写真的な感性(屋外での撮影、群集や動き、モデルの自然な表情など)を取り入れることにより、ファッション写真を革新させ、一世を風靡した写真家。一時は、その成功ゆえに、世界で最も裕福な写真家と言われたが、晩年はほとんどの財を失い、失意のまま世を去った(しかも、サッカー観戦中に)、という。
ファッション写真に新しい風を入れることができたのは、ムンカッチがジャーナリズム出身(報道写真出身)であるということが大きく関係している。ジャーナリズム的な感覚をファッション写真に当然のごとく導入した、ということである。ただ、一方で、報道写真というその出身ゆえ、ファッション写真に本来備わっている決定的な特質である「演出性」に欠ける面がある、ということも指摘できる(報道写真には、もともとは、「演出」はない)。当時のムンカッチの作品に、著しい斬新性を感じると同時に、ある種のぎこちなさを感じるのは、演出性が欠けているためであろう。