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パーソナルコンピュータ

パーソナルコンピュータ(パソコン)Personal Computer

個人単位で利用できるコンピュータのこと。

Table of contents
1 概要
2 形態
3 仕様
4 歴史
5 資源の有効な利用の促進に関する法律
6 主な製造社
7 機種
8 関連項目

概要

大型で高額かつ専門家にしか使えない「コンピュータ」(汎用機、メインフレームなどと呼ばれる)はもちろん、オフコン ミニコンなどは、1台のコンピュータを複数人で利用する形態だったが、パソコンでは、一台を一人が占有して利用することが可能であることから「パーソナル」を冠して呼ばれるようになった。

現在一般的な製品では、入力機器としてキーボードマウスなどのポインティングデバイス、出力機器としてディスプレイプリンタなどとのセットで利用する。

形態

机上に設置して、固定した状態で利用するものをデスクトップパソコンと呼ぶ。
一方、持ち運びを想定した機種で、膝にのるくらいの大きさをラップトップ、ノートサイズで折りたたんで持ち運び可能なものを
ノートパソコンと呼んでいたが、現在では前者を含め「ノートパソコン」と呼ばれ、特に薄型で軽量なものは「サブノート」と呼ばれることがある。
手のひらに入るくらいのもの(パームサイズ/ハンドヘルド)は、一般的にデスクトップPCやノートPCとは互換性に乏しく、機能も限定されるため、PDAとして用いられる。
キーボードやマウスを省略し、液晶ディスプレイに一体化したペンタブレットで文字入力とポインティングを行うものをペンコンピュータといい、2002年マイクロソフト社が発売した専用OS(Microsoft Windows XP Tablet PC Edition)を搭載するタブレットPCもこれに含まれるが、普及はまだこれからである。
また時計型や頭部に装着するなど常に身体に携帯して使用するタイプを総称してウェアラブルパソコンと呼び、今後普及が期待される形態のひとつである。

仕様

現在、一般的に出荷されるパソコンは、オペレーティングシステムとしてMicrosoft WindowsCPUインテル80x86AMDなど他社製互換CPU含む)を搭載したPC/AT互換機(いわゆるWintel仕様PC)が大勢を占める。
他にはPowerPCと独自仕様OSを用いたMacintoshが、教育・出版・デザインなどの分野で一定の支持を得ている。
また、LinuxにWindows風味のデスクトップ環境(KDEなど)を加えオープンソースMicrosoft Office互換オフィススイートをプリインストールしたLinux PCを普及させようという動きがあるが、まだ普及するきざしは見られない。

日本では、日本語利用のためのハードウェア・ソフトウェアの追加が必要なため、1990年代前半までNECシャープ富士通などが独自仕様や、PC/AT互換機に日本語を扱うためのハードウェア的な拡張を施したAX仕様の機種を開発・販売していたが、PC/AT互換機単体で日本語が取り扱えるOS「DOS/V」が開発されたことや、Windows3.1の普及とともにPC/AT互換機に移行した。

歴史

個人で使える情報処理装置としては1970年代にIBM(model 5100)やHP(model 9830,9835など)から卓上型のコンピュータが発売されていたが、高価であり個人はもちろん大企業でも限られた部門で購入できたに過ぎなかった。
1970年代中ごろに普及し始めた8ビット
マイクロプロセッサを用いて、ごく限定された機能・性能ながら個人の計算やデータ処理を行うことができ、価格的にも手が届くコンピュータが作られるようになった。当初は箱型の筐体にCPU記憶装置を収容し、端末を接続する形態のものが用いられた。MITS社のAltairがその代表格である。この時代には、まだマイクロコンピュータ(マイコン)などと呼ばれていた。

アップル社1976年に、ガレージで製造したApple Iを史上初のパソコンとして販売、さらに翌年発売したApple IIが大成功を収め、同社の基礎を作るとともにパソコンの普及を促した。これはキーボードを一体化し、ビデオディスプレイ機能を内蔵、拡張ボードで入出力装置や記憶装置の増設を可能にしたもので、今日のパソコンの基本的な構成をすでに満たしている。また、整数型BASICインタプリタをROMで搭載し、スイッチを入れたらすぐに使えるようになっていた(後に実数型Microsoft Basicをカセットテープで、さらにAppleII Plus以降はROMに搭載して供給)。
当時、多くのメーカーが参入し独自仕様で競合したが、16ビットCPU時代の幕開けと共に参入したIBMのパソコンIBM Personal Computer model 5150(通称IBM-PC、あるいは単にPCとも)がハードウェア仕様のオープン化やマイクロソフトとの協調、加えて何よりも大きい同社のブランド力でビジネス市場で大成功を収めた。当初IBMより優位なハードウェアを発売していた他のPCメーカーもIBM-PC互換機を発売して、互換機市場が拡大した。IBMはハードディスクを内蔵したPC/XTに続いてCPUを高速版のIntel 80286にしたPC/ATを発売、他社も互換製品を発売して独自仕様のPCを圧倒しPC/AT互換機が業界標準になった。
一方、アップルはApple III(Apple3)が製造上の問題で失敗したが、一気にGUIマルチタスクを備えたLisaを発売し注目を集めた。しかしこれも高価すぎて営業的には失敗に終わり、Lisaの縮小版のMacintosh1984年に発売し一定の成功を収めた。
現在でも、PC/AT互換機にくらべシェアは小さいものの、いまだに根強い人気がある。

日本のパソコンの歴史

日本では、DOS/V機が普及するまでは、パソコンはアメリカなどとは影響を受けながらも、独自の道を歩んでいた。

黎明期・キットの時代

1976年8月3日、NECよりTK-80が発売された(定価88,500円)。本機はTK(Training Kit)という名前から分かるように、元来はi8080互換マイクロプロセッサの評価・教育用ツールであった。本家Intelの評価キットSDK-80はテレタイプ端末を想定したデバッグモニタが付いており、より高機能であったが高価かつ、一般には流通しないものであった。これに対し、TK-80ボードに16進キーボードとLEDがついただけのものだったが、同年9月に秋葉原に開設したBit-Innでサポートが行われるなど、積極的なユーザー支援体制もあって、企画当初の予想を超えたベストセラーになった。

1977年には、整数型BASICインタプリタROM、ビデオ表示回路、JISキーボードなどからなるTK-80BS(Basic Station)発売(定価128,000円)。同時に、廉価版としてのTK-80Eも発売された(定価67,000円)後に実数型BASICも供給され、「マイコン」として使われるようになった。

同時期の他社のトレーニングキットとしては、東芝のEX-80(i8080)、PanafacomのLKIT-16(同社のL-16A/MN1610)などがあった。

8ビット・BASICの時代

当時は電源をいれればBASICが立ち上がる、それがパソコンであった(但しMZ、X1シリーズを除く)。初期のパソコンは画面はテキストと貧弱なブラフィック、音はビープ音か単音1~3オクターブ、外部記憶装置はカセットテープが標準の状態であった。RAMを始め各種の機能は増設可能な場合もあったが高価であった。

NECはCOMPO-BSを1979年春に発売したが、これはTK-80EとTK-80BSを筐体に一体化したものであった。 本格的なPCとしては、NECのPC-8001(1979年)、シャープのMZ-80K(1978年)、日立のベーシックマスターMB-6880(1978年)の3機種が日本の最初期のパソコンであろう。
こののちさまざまなメーカーがパソコンを発売する。
その中では富士通がFM-8(1981年)、又機能を削ったFM-7(1982年)を出し、シェアを伸ばした。日立はベーシックマスターL3、NECはPC-8800シリーズで、それぞれ対抗した。シャープからはMZシリーズとは別の事業部からX1シリーズが登場した。
その他のメーカーもパソコン事業に進出したが苦戦が続き、マイクロソフトアスキーによるMSXの規格にはこれらの各社がこぞって参加した(パソコン大手で参加したのは富士通のみであった。MSX以前の各社のパソコンとしては東芝=パソピア、三菱=マルチ8、松下=JR、カシオ=FP-1100、ソニー=SMC-70、ヤマハ=YIS等)。
グラフィックの精細化、音についてはPCM音源・FM音源化、外部記憶装置はFDが標準的となっていった。

この時代、I/O、アスキー、RAM、マイコンといった総合誌が先行して発売されていたが日本ソフトバンクが各メーカー別の雑誌を発売した(Oh!PC、Oh!MZ等)

パーソナルな存在ではないが、沖電気のif800シリーズや今はなきSORDのMシリーズもよく雑誌の広告を飾っていた。

ハンドヘルドPCと称して(後のWindowsCE Handheld PCとは異なりA4判程度)の携帯PCが一部メーカーから出たのもこのころである。

ビジネスユースとゲームという2つの市場の要望に、前者を16ビット機に、後者をコンシューマー機に奪われるという形で8ビットパソコンはその幕を閉じることとなる。

16ビット・MS-DOSの時代

16ビットCPUが開発され、国産機も16ビット化が始まっていた。
ここでIBM-PCが使用している
MS-DOSと8ビット時代からのOS、CP/M-86のどちらを採用するかといった問題が起こり、後者を選択したメーカーも三菱、富士通など複数社が存在したが、IBM-PC/XTで採用されたPC-DOS2.0の日本語版であるMS-DOS2.1日本語版が登場するとほどなく市場を制した。

PC-9800シリーズ、PC-100、エプソンのPC-9801互換機。マルチ16、パソピア1600、MZ-5500、FM-16β、FMR、Towns。X68000、AX。

DOS/V登場。Windows3.0~3.1。

32ビット・Windowsの時代

Windows95。
世界的な
PC/AT互換機の普及に伴い、統一された規格に沿った部品が豊富に流通し、コストの面でも有利となり、国内独自パソコンを発売していた富士通やNECも、ついにPC/AT互換機(FMVやPC-98NX)を出し、国内独自パソコンは終焉へ。

WindowsME,2000,XP

資源の有効な利用の促進に関する法律

2001年4月1日から企業や個人事業者、2003年10月1日から家庭用で不要となった物はメーカーが回収し、再利用、保守部品、資源として利用される。 自作やメーカーが撤退や倒産した場合は、従来通り自治体が回収する。

主な製造社

機種

関連項目





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