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子、孫の3世代に渡って印刷文化を牽引した。
また、イタリック体の開発者でもある。
1475年から20年かけて、ヴェネツィアに印刷工房を設け、ギリシャ文字などの活字を製造し、ギリシア、ラテンの古典を出版(訳120点)した。
DTPという概念を創出した、20世紀における出版関連ソフトウェアの開発企業アルダスは、彼の名を取ったものである。
近代の印刷の祖はヨハン・グーテンベルクであることは疑う余地もなく、彼はの功績は単に印刷機だけではなく、活字合金・活字鋳造・組版・インキ・印刷機・製本などの技術を彼がセットで作り上げたことにあると言える。
が、現代の書籍に必須であって彼の手によるものでない要素がひとつ、そして相違点がひとつあった。その要素とはノンブル(ページ番号)であり、相違点とは本のサイズである。
彼の作った聖書は飽くまでも神の秩序であり、紙面(ページ)という「人間の都合」で数字を付ける理由は無かったと考えられる。加えて、彼の42行聖書はその装飾性からいっても、従来の写本を活版によって再現しようとしたものと言え、いま残る42行聖書がそうであるように、非常な大型本であった。
それに対してマヌティウスの視点は異なり、ページの順序を示す番号を紙面の端につけ、また本のサイズ自体を小さくした。小型本の歴史はマヌティウスに始まるものであり、「持ち歩ける本」というものは現代からは当然であるが、これは意想外の大転換であった。
これにより書籍はようやく庶民のものとなった。だが一方では、彼による技術革新によって海賊版とよばれる刊行物の横行と、それに対する戦いが始まることとなり、これは21世紀に至るまで続いている。