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イングマール・ベルイマン(Ingmer Bergman, 1918年7月14日 - )はスウェーデンのウプサラ(ストックホルムから60km)に生まれた映画監督、脚本家。 20世紀を代表する映画監督の巨匠とみなされている。「第七の封印」「沈黙」といった形而上学的とも言われる代表作から難解な作家ともみなされるが、一方で(時に難解なテーマを伴ってはいても全体的には)よりわかりやすい作品の方が多く、特に女性を描いた作品が多い。自身の女性関係を反映したかのような作品も数多く見られる。
16世紀まで辿れる名家であり、先祖の多くもそうだったように父は牧師である。兄のダークは外交官。姉のマルガレータは小説家。正式な結婚だけで少なくとも5度行っている他、恋多き人生を送っている。 ちなみに映画女優で同じスウェーデン出身のイングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)とは姓が同じだが、両者は血縁関係にはない。(バーグマンはBergmanをそのまま英語読みした呼称で、スウェーデンでは両者ともベルイマンになる)
1944年にアルフ・シェーベルイ監督の「もだえ」の脚本を手がけた後に、1945年に『危機』で映画監督としてデビュー。その後、数本の低予算映画の中で自らのスタイルを模索する。1950年の『夏の遊び』の頃から自らのスタイルを確立。1952年の『不良少女モニカ』ではフランスのヌーヴェル・ヴァーグの作家たちに賞賛され、続く1955年の『夏の夜は三たび微笑む』ではカンヌ映画祭の特設賞である「詩的ユーモア賞」(?)を受賞。国際的に評価されるようになる。以後、『[[第七の封印]』『野いちご』『処女の泉』、そしていわゆる“神の沈黙”三部作と呼ばれる『鏡の中にある如く』『冬の光』『沈黙』などのいずれも世界映画史に残る作品を立て続けに監督。また、“神の沈黙”三部作以降は主に愛人の女優、リヴ・ウルマンを主役に据えて、人間の本質に肉迫する数多くの良質の作品を演出し、いずれも国際的に高い評価を得る。
1982年に大作『ファニーとアレクサンデル』を演出後、「映画を撮る愉しみを充分に味わい尽くした」として映画監督業から引退。現在は以前から映画製作と並行してやってきていたスウェーデン王立劇場での舞台演劇の脚本と演出を中心として活動しているが、『愛の風景』(1992)、『日曜日のピュ』(1994)、『不実の愛、かくも燃え』(2000)など、自伝的作品を中心に脚本で映画に参加している。
主にベルイマンの映画は舞台劇的と評されることが多いが、ベルイマン本人はあるインタビューの中で、自作の映画『ある結婚の風景』を舞台化するときに、構成やセリフのほとんどを書き換えなければならなかった例を挙げて、映画と舞台は別物であると訴えている。ちなみに演劇では主にウィリアム・シェイクスピアとアウグスト・ストリンドベルイを好んで取り上げ、自らの劇団を率いて日本でハムレットを上演したこともある。
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一般的にはベルイマンは黒澤明やフェデリコ・フェリーニ、アンドレイ・タルコフスキーやスタンリー・キューブリックなどの世界映画史に残る巨匠の重要メンバーのひとりとして認識されているが、世界の映画市場の中でこれといった位置を占めていないスウェーデンの映画界の中では、ベルイマンの名声と成功は明らかに極端に突出しており、その後も彼に並ぶとみなされる人間が同国から出てこないことからみても、彼の映画を基準にしてスウェーデン映画を語るのは危険であると言える。
スウェーデン映画界に於ける存在の特異性
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