|
|
フィンセント・ファン・ゴッホ(Vincent Van Gogh, 1853年3月30日-1890年7月29日)はオランダに生まれ、フランスで活動した画家。(オランダ語の g は、日本語では表記不可能な発音であるが、「ホッホ」がより近いという人もいる。英語や仏語では「ヴァン・ゴーグ」と発音し、かつて日本でも、こう表記されることもあったようである) 様式的には印象派に負うところが多いが、表現主義・象徴主義的側面も多分にあり、いずれにも範疇化されることがある。
教師、牧師など職を転々としたのち、27歳で画家となる。現在でこそ極めて高い評価を得ているが、不遇の生涯を送っており、存命中に売れた絵は1枚だけであった。
ポール・ゴーギャンと共同生活をするが不和、耳切り事件を起こして入院。
1890年7月27日にパリ郊外のオーヴェル・シュル・オワーズでピストル自殺をはかり、2日後に死亡。
彼は芸術は、初期の作品を除けば、印象派を出発点としている。即ち、戸外での制作、明るい画面、筆触分割等々といった特色である。しかしながら、印象派の画家たちの筆触が、視覚混合を狙うため、比較的細かなものであるのに対し、ゴッホは時代が下るとともに、筆触は長く伸び、うねり、表現主義的である。また印象派の視覚分割における色彩の選択が、科学的な知識を基本とするのに対し、ゴッホのそれは主観的・また時に象徴主義的である。強い輪郭線、色面による構成、人物の戯画的なデフォルメ等も、印象派とは異質のものである。
また、印象派は自然主義を基本とするが、ゴッホの絵画は、単なる現象の写しを離れ、しばしば象徴主義的である。この傾向は特に後期に著しい。印象派が太陽の照らす戸外を描くのに対し、彼は夜をも描く。また、憂鬱な人間と社会、また神的な世界をも描いたが、この態度は、印象派と決定的に異なる。生涯