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ギルガメシュ叙事詩

ギルガメシュ叙事詩は、現存する最古の叙事詩。古代メソポタミアで成立した。現存する最古の文学作品とされる。

内容

主人公ギルガメシュは、紀元前2600年ごろのシュメール王朝の実在の王だが、伝説化し、物語の主人公にされたと考えられる。実在する最古の写本は、紀元前8世紀のものだが、成立はさらに古いとも考えられる。

ウルクの王ギルガメシュは、3分の2が神で3分の1が人間だった。暴君だったため神が競争相手となるエンキド(エンキドウ)をこの地に連れてきた。ギルガメシュはエンキドと力比べをするが決着がつかず、二人は友人となった。こののち2人でさまざまな冒険を繰り広げるが、美の神イシュタルがギルガメシュに求婚し断られると、怒った神は「天の雄牛」を送り、この牛はウルクで暴れ、人を殺した。ギルガメシュとエンキドが協力して牛を倒すと、神はエンキドを殺した。ギルガメシュは涙を流し、永遠の命を求めさまざまな冒険を繰り広げる。最後に、神が起こした大洪水の際に箱舟を作って逃げ、永遠の命を手に入れたウトナピシュティムに会うが、彼は不死の理由は知らなかった。ウトナピシュティムの妻は不死の理由を知っており、彼女に言われた場所を探し不死の薬草を手に入れるが、草は蛇に食べられた。これにより蛇は脱皮を繰り返して永遠の命を得た。ギルガメシュは失意のままウルクに戻った。

友情の大切さや、野人であったエンキドが教育により人間として成長することを描くなど、教訓物語としての色合いも強い。

また、考古学者の中には旧約聖書にこの物語の影響があると考える人もいる。特にノアの方舟のくだりは、ナピシュティムの洪水の神話が元になっていると誤釈している。―ギルガメシュ叙事詩との相違点参照。

最初に写本(粘土板)発見されたのは1872年だが、この後の文学作品にも大きな影響を与えた。





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