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ピレモンへの手紙( - てがみ)新約聖書内の一書簡。(希 : Philemona 羅 : Philemonem)。Philemon は「フィレモン」ともカナ表記され、新共同訳では「フィレモンへの手紙」に改められている。パウロが友人であり協力者であったコロサイ人フィレモンに宛てたもの。パウロ書簡群中、最も短い。獄中にあったローマ(紀元60年頃)、或いはエフェソスでの執筆と考えられる。偽作とする研究者もいる。
キリスト教徒フィレモンの奴隷であったオネシモ Onesimus(希語で「役に立つ」の意?)は、主人の下から逃亡し、囚人の身であったパウロの下に身を寄せ、そこでキリスト者になる。パウロがオネシモを送り返す際に、執り成しのためにフィレモンにしたためた手紙がこれである。フィレモンに、オネシモを奴隷としてではなく兄弟として扱うよう、嘆願している。