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テレタイプ端末

テレタイプ端末印刷電信機テレプリンタTTYともいい、今日では殆ど使われなくなった電動機械式タイプライタで、簡単な電気通信回線を通じて2地点間の印字電文による通信に使うことができた。

「テレタイプ」はテレタイプ社の商標で、テレプリンタ(テレプリンター)が一般化した呼称だが、一般には前者の名前で広く知られている。

テレタイプ端末の文字セットはごく限られ、印字品質は貧弱だった。印字部(プリンタ)は多くは紙テープ穿孔機と紙テープ読取機に接続され、オフラインで電文を作成して保管(紙テープを箱などに収納)しておくことができた。この機能は通信回線の利用が非常に高額なものであった場合には有用なものだった。

テレタイプはロイヤル・E・ハウス、デイヴィッド・ヒューズ、チャールズ・クラム、エミール・ボドーなど多数の技術者の一連の発明によって進化した。

文字セットを表すために5ビットのボドーコード(IA2としても知られる)を用いた。

ボドーコードは非同期通信(正確には調歩同期通信)技術を用いたものである。非同期通信符号化はテレタイプ端末の電気制御式動作・停止機構の設計と密接に関わっていた。初期のシステムは同期符号化方式を使ったが、機械的な同期を取ることは困難だったのである。

世界的なテレタイプ通信網はテレックス網と呼ばれ、1920年代に確立しほぼ20世紀の終わり近くまで商業通信手段として用いられた。標準的なテレタイプとの主な違いとして、テレックスは元々パルスダイヤル式電話に基づくルーティングネットワークを含んでいたことがあげられる。 テレックスは今なお、物流・ニュース配信・気象通報や軍用指揮通信などの特定用途では現役である。いくつかの(かなりの?)商業用途の通信はインターネットに移行中である。

テレタイプ端末は最初期の対話式コンピュータ端末にも用いられた。この端末はディスプレイを持っていなかった。紙テープ機能がコンピュータへの入力をオフラインで作成するため、および出力を記録するために用いられることもあった。

コンピュータ分野では、特にUnixおよびUnix系オペレーティングシステムではテレタイプ端末は、ユーザがシステムにダイヤルアップ接続する外部コンソール装置やモデムあるいはシリアル通信ポートの名称でもある。それらの装置は/dev/tty13のようなttyで始まる名前を持つ。

テレックス網を含む電信技術の発達については電信技術史を参照のこと。

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