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キリストの磔刑

キリストの磔刑は、キリスト教の聖典である新約聖書に書かれているエピソードの1つ。ナザレのイエスが、ユダヤ人祭司たちによりローマ帝国への反逆の罪を着せられ、十字架に磔になって処刑されたというものである。

1世紀前半に、当時のユダヤ教のあり方を批判し人々に神の教えを説くなどしていたユダヤ人イエスが処刑されたというのは恐らくは史実である。 キリスト教の教義に於いては、救い主であるイエス・キリストが人類をその罪から救うために、身代わりに磔になったものとされる。

当時のユダヤの地方はローマ帝国により支配されていた。

ユダヤの磔の刑では、即死することはなく、杭ではりつけられている箇所(両手首と、可能性としては足首も)からの出血などにより、死に至るのに48時間程度かかると言われる。イエスがはりつけられたのは金曜日の午後2時または3時頃で翌日はユダヤの安息日のため、磔も休みになり、日没と同時に磔から降ろされ保管される。イエスはこのときに救い出されたという説がある。(参照:キリストの墓

当時のユダヤ地方のローマ帝国の属州総督ポンティオ・ピラト(ポンティウス・ピラトゥス Pontius Pilatus)は、イエスを救うためにいくつかの手を尽くしたと言われる。

芸術

キリストの磔刑は、数多くの美術や文学の主題として選ばれている。 文学では、ノーベル文学賞作家、ラーゲルクヴィスト著の『バラバ』が有名である。

美術では一連の磔刑の出来事は、幾つかのさらに細かい主題に分類されている。

  • 十字架昇架: キリストをはりつけた十字架を起こす場面。ルーベンスのものが名高い。
  • 磔刑図: 数限りなくあるが、例えばヤン・ファン・エイクのものがよく知られている。
  • 十字架降架: キリストが十字架から降ろされている場面。十字架を描かない場合もある。ロッソ・フィオレンティーノやポントルモのものが有名。

映画では、「ベン・ハー」などが、キリストの磔刑を描いている。




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