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フィガロの結婚はフランスの劇作家カロン・ド・ボーマルシェ(1732年-1799年)の書いた風刺的な戯曲を題材にヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲したオペラ作品である。(Le Nozze di Figaro, K.492)。リブレットはボーマルシェの戯曲に基づき、イタリア人台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテが書いた。
原作はセビリアの理髪師(第1部)、罪の母(第3部)とともに三部作をなす。 封建貴族に仕える床屋・町の便利屋フィガロをめぐる事件を通じ、貴族を痛烈に批判しており、度々上演禁止にあった。このような危険な作品をオペラ化し、皇帝のお膝元ヴィーンで上演できた理由は良くわからないが、ダ・ポンテの自伝によれば、彼がうまく皇帝を懐柔して許可を得たことになっている。また、皇帝の妹であるマリー・アントワネットが原作を好んでいたことも理由の一つと考えられる。
ヴィーンのブルク劇場で神聖ローマ帝国皇帝 ヨーゼフ2世ののもと1786年初演。ある程度の好評を得たが、原作の貴族批判は概ね薄められているとはいえ危険視する向きもあり、早々にマルティン・イ・ソレールのウナ・コーザ・ラーラ(「珍しいもの」)に差しかえられてしまった。モーツァルトが次に書いたオペラドン・ジョヴァンニの後半で「ウナ・コーザ・ラーラ」の一節に続き「フィガロ」の「もう飛ぶまいぞこの蝶々」の一部を演奏しているのはなかなか興味深い。
ヴィーンではこうして期待したほど人気を得られなかったものの、当時オーストリア領だったボヘミア(現在のチェコ)の首都プラハの歌劇場で大ヒットした。作曲者も招かれて有意義な時を過ごし、新作オペラの注文までもらえた。これが翌年初演したドン・ジョヴァンニ(リブレット作者は同じ)K.527である。
| Table of contents |
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2 オペラの舞台 3 登場人物 4 あらすじと解説 5 関連項目 |
序曲と全四幕からなるオペラ・ブッファ形式で作られている。第1幕と第3幕は本格的なフィナーレを持たないので、2幕形式の変形とも解せる。
セビリアのアルマヴィーヴァ伯爵邸
オペラの構成
オペラの舞台
登場人物
主人公で床屋兼何でも屋、バリトンの役柄。
これからフィガロと結婚式をあげようという伯爵夫人の小間使いでソプラノの役柄
セビリアの理髪師では、フィガロの活躍により現夫人と結婚。バリトン。
伯爵と結婚したものの、浮気物の伯爵の行動に悩んでいる。ソプラノ。
伯爵の小姓。思春期の少年だが、メゾソプラノが歌う(いわゆるズボン役)
幕が開くと、フィガロとスザンナの部屋である。フィガロは伯爵が下さるというベッドが部屋に入るかどうかをみるため部屋の寸法を測っている。スザンナがそれを聞いて伯爵の下心に気づく。
「わたし、この部屋はいやだわ」「何故? ここは二人のご主人に近くて便利じゃないか」「もし伯爵があなたを使いに出して、その間近くのこの部屋に押しかけてきたらどうするの?」「何? それはどういうことだ」
というわけで、フィガロは最近伯爵が奥方に飽きて、スザンナに色気を示しているばかりか、夫人との結婚を機に廃止を宣言した初夜権を復活させたいと画策していることを聴き大いに憤慨する。「よし、それならこちらにも手があるぞ」と計略をめぐらすフィガロ(原作はこのあたりで貴族階級を批判するモノローグがあるが、ダ・ポンテの台本では、自分の婚約者を狙う伯爵個人への対抗心に置き換わってしまっている)。
マルチェリーナとバルトロ登場。フィガロに一泡吹かせようと相談する。彼女はかつてフィガロから「借金を返せなければ結婚する」という証文を取っている。バルトロはほくそえむ、「俺の結婚を妨害した奴に、俺の昔の女を押し付けるのは面白いぞ」。
スザンナが登場し、マルチェリーナと口論したあと一人になると、小姓のケルビーノ登場。せんだって庭師の娘バルバリーナと一緒にいたところを伯爵に見つかって追放されそうなので、伯爵夫人にとりなしてほしいと懇願する。「あら最近彼女に恋しているの」とスザンナがからかう。彼は目下女性なら誰でもときめいてしまう年頃なのである(ここで歌われる「自分で自分がわからない(Non so piu cosa son, cosa faccio)」はこのへんの気持ちを余すところ無く、普遍的に表現した傑作)。
ところが、そこへ伯爵がやってくる。慌ててケルビーノは室内に隠れる。伯爵が口説き始めるてすぐに、今度は音楽教師のバジリオがやってくるので伯爵はあわてて隠れる。バジリオはケルビーノと伯爵が隠れているとは夢にも思わず、ケルビーノと伯爵夫人の間の話題を持ち出す。
「ケルビーノが奥様に使う色目をみたかい?」
ここで三人がそれぞれの気持ちを歌うが、バジリオの歌う「女はみなこうしたもの(Cosi fan tutte le belle)。何も珍しいことではありません」という一節はモーツァルトの後のオペラ・ブッファ「コジ・ファン・トゥッテ」の主題でもあり、当時流行した歌でもあったのだろうか。
さて、ケルビーノは伯爵夫人を通じてのとりなしを頼みにきていたのだという事実を何とか納得した伯爵ではあるが、この邪魔者を手近に置いておきたくは無いと判断したのか、「自分の連隊に空きポストがあるから配属する、直ちに任地に向かえ」と命令する。
そこへフィガロが村の娘たちを連れて登場。「私たちは殿様が廃止なさった、忌まわしい習慣から逃れられる初めてのカップルです。村の皆の衆と一緒にお礼を言わせてください」という。大勢の証人を頼んで初夜権廃止を再確認させようというフィガロ。「図ったな」と困惑する伯爵、しかしここは慌てず騒がす「皆の者、あのような人権侵害行為はわしの領地内では二度と行われないであろう」と廃止を改めて宣言した。何か魂胆があるのだろう。ここで村人たちは大いに感謝する(なお、演出によっては素直な感謝と賞賛の表現とするが、「本音を隠して建前を言っていることが見え見えな表情の伯爵」と「感謝を表しつつも、皮肉をあらわにする村人」という表現のものもある)。
万歳!と叫ぶ村人。しかしケルビーノが浮かない顔をしているのに気づいたフィガロは事情を聞くと「あとで俺のところによって行け」とこっそり耳打ちし、ケルビーノの出征を励ますための豪快なアリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」を豪快に歌ったところで幕。
伯爵夫人ロジーナの部屋。夫人はひとりで夫の愛情が薄れたことを悲しんでいる。そこへスザンナ、ケルビーノと相次いでやってくる。伯爵夫人とスザンナは伯爵の行状を暴くために囮捜査をしようというのである。つまり、伯爵をスザンナの名前でおびき出し、女装させたケルビーノと会っているところを見つけて動かぬ証拠を突きつけようという計画である。リアルに考えると囮は他の女性でもよく、別に彼が女装しなくても良いのだが、そこはオペラ創作上の表現である。何しろ女性の歌手が少年を演じ、しかも「女装」をするという、いかにも18世紀のロココ的な戯れの世界をかもしだす想定になっている。
次の場面でケルビーノが夫人に捧げて歌う劇中歌「恋とはどんなものかしら」は大変美しいが、スザンナが彼を女装させながら歌うアリエッタとともに、そうした情緒を良く出している。伯爵夫人はスザンナをたしなめながらも、実はケルビーノを悪からず思っている様子である(ちなみに、伯爵夫人はまだ若い)。
スザンナが化粧道具を取りに行ったところにドアをたたく音と伯爵の声がする。夫人はあわててケルビーノを隣の部屋に隠す。部屋に入ってきた伯爵、妻が落ち着きの無いのをみて詮索する。するとケルビーノが隣で音を立ててしまう。「あれは何だ?」と問う伯爵に「あれはスザンナが着替えているのです」と言い訳する夫人。伯爵は納得せず、部屋を開けて見せろという。伯爵夫人は何と言う失礼なことを、と怒って見せるが気が気ではない。伯爵はついに鍵を壊してでも入るといい、夫人の部屋を施錠して夫人とともに道具を取りにいく。
そのすきに部屋の陰に隠れていたスザンナが出てきて、ケルビーノを二階の窓から逃がし、自分は先ほどの部屋に入ってまちうける。戻ってきた伯爵夫妻が戸を開けると出てきたのは当然スザンナである。必死に非礼を詫びる伯爵。夫人も初めは事情がわからないが、しかしスザンナの耳打ちでさとったあとは彼女と一緒に夫をやり込め、最後は寛大に許す。
フィガロがやってくる。そこへ庭師アントニオ登場。彼は夫人の部屋の窓から何物かが飛び降りて植木を壊した、と苦情を訴える。怪しむ伯爵に、フィガロは「自分が飛び降りた、伯爵の声がしたので慌てて逃げたのだ」と強弁する。アントニオと伯爵は怪しむがフィガロはうまく言いこめる。そこにバルトロとマルチェリーナがやってきて例の証文で訴訟を起こすという。伯爵はこれで勝ったと思い、結婚式の前に裁判を行うことにする。各人の思いをそれぞれが歌うフィナーレで第2幕が閉じる。
(このころのオペラの様式では、各幕の最後には登場人物の多くが顔を揃える重唱曲をフィナーレとして置き、劇的緊張を作り出すようになっていた。)
スザンナはマルチェリーナの引き起こした混乱から逃れるため、奥方と相談して二人だけで伯爵を罠にかけようと考えた。まずは、伯爵に今夜の結婚式のあと二人で会う約束を承諾する。伯爵とスザンナの駆け引きを歌う二重唱が終わると伯爵は去る。そこへ裁判に出るフィガロが登場。フィガロに「裁判に勝たなくても結婚できるわよ」と耳打ちするのを聞いた伯爵は一人でそれを怪しみ、さらに「わしがため息をついている間に家来が幸せになるのか」と憤慨しつつ、自分の意地を通そうと決意し、法廷に入っていく。
ついに裁判が終わって、一同退廷してくる。伯爵のいうなりの裁判官は当然マルチェリーナの訴えを認める判決を下したのだ。さあ、借金を払うか私と結婚するかだ、とせまるマルチェリーナに、フィガロは「俺は貴族の出だから親の許しがないと結婚はできんのだ」と食い下がる。いいかげんなほら話だと思った伯爵たちが、では証拠を見せろ、というとフィガロは「幼いときにさらわれたので親はわからないが、かくかくしかじかの服を着ていて由緒ある刺青がある」、などという。これを聴いたマルチェリーナはなぜか真っ青になり、フィガロに腕を見せろという。何故腕だと知っているんだと思いながらフィガロが腕を見せると、マルチェリーナは慌てる。それもそのはず、フィガロはマルチェリーナがかつて手放した実の子で、しかも父親はバルトロだという。つまり昔バルトロ家の女中をしていたマルチェリーナに、バルトロが生ませた子だったのである。「親子か?それでは結婚はできない」と判事が判決を取り消す。親子とわかった3人は抱き合って喜ぶ。
そこにスザンナが走りこんでくる。「奥様からお金を借りたので、フィガロの借金を返します」といってそこを見ると、なんとフィガロがマルチェリーナと抱き合っている。早くも心変わりしたのかとカッとなったスザンナ、「違うんだ実は訳があるんだ」と近寄るフィガロの横っ面をいきなり張り倒す。ここで有名な六重唱「この抱擁は母のしるし」(スザンナ・フィガロ・マルチェリーナ・バルトロ・伯爵・判事)が始まる。マルチェリーナがスザンナに向かって、「さあさあ、お義母さんを抱いておくれ」というのを聞いて何のことかわからないスザンナが皆に「母親ですって?」と聞くと皆口々に「母親なんだ」と答える。おまけにフィガロがバルトロを、お義父さんだというので、ますます混乱したスザンナが同様に聞き返し、皆が肯定する。最後はどうにか納得したスザンナとフィガロたち親子が幸福に歌い交わし、作戦に失敗した伯爵たちが失望して歌うが、これをひとつの曲に見事に納めているわけである。この曲はモーツァルト自身もお気に入りだったという。バルトロとマルチェリーナは、この際だからということでフィガロたちと同時に結婚式をあげることになった。
場面変わって奥方の部屋である。ロジーナは伯爵と結婚した当時の幸せな日々を回想し、今の身の上を嘆いている(レチタティーヴォとアリア「あの楽しい思い出はどこに」)。そこにスザンナが登場し、さきほどの急展開を報告する。あとは伯爵を懲らしめるだけであり、これはフィガロにも内緒の作戦となった。スザンナが伯爵に今夜会う場所を知らせる手紙を書く。手紙の文章をロジーナがしゃべり、スザンナが書き取るという趣向の「手紙の二重唱」で再び第2幕初めのあの雰囲気が戻ってくる。
再び場面が変わって、屋敷の広間に皆が揃い、結婚式が始まろうとしている。村娘が大勢登場し伯爵夫人に感謝を捧げて花束を贈る。ひとりひとりから花束を受け取って頬にキスしていると、一人だけ顔を紅潮させてもじもじしている少女がいる。夫人がスザンナに「どこかで見た人ね」などと話していると、そこに庭師アントニオが登場。その少女のヴェールを剥ぎ取るとそれはケルビーノだった。「おまえは連隊に行ったはずだが」と怒る伯爵に、庭師の娘バルバリーナが「殿様、いつも私に親切にして、何でも欲しいものをやるぞと約束してくださいますね。ぜひケルビーノを私のお婿さんにください」と伯爵夫人の目前でいうので、自分に矛先が回ってきた伯爵は仕方なく望みをかなえることにする。
フィガロとスザンナ、バルトロとマルチェリーナの結婚式がいよいよ始まった。結婚式で結婚のしるしに花嫁の頭に花冠をのせるのは伯爵だが、スザンナの時に彼女は先ほど伯爵夫人の部屋で書いた手紙をそっと渡す。式が進んで皆が踊っているときに、伯爵は手紙を開こうとするが、手紙に封をしていたピンが指に刺さって驚く。その様子を見ていたフィガロが「誰か伯爵に恋文を出したらしいぜ」とスザンナにいう。宴も盛り上がり、一同で伯爵夫妻を称える合唱で幕となる。
伯爵邸の庭、もう日はとっぷり暮れた後である。バルバリーナがカンテラを手に何か探している(ここの歌はピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456の第2楽章と似ていることで有名)。
それを見つけたフィガロが上機嫌で声をかけると、バルバリーナは「伯爵からピンを探してスザンナに届けるよう頼まれた」と言う。フィガロは先ほどの伯爵の行動を思い出し、手紙を渡したのがスザンナであることに気づく。思わずカッとなるフィガロ。いっしょにいたマルチェリーナは「まさかあの子がそんなことはしないだろう」となだめるがフィガロは聞かないで去る。残ったマルチェリーナは何か事情があるのだろうと察し、女同士助け合わないと、といってその場を去る。
フィガロはスザンナの浮気を暴いてやろうと人を連れてやってくる。庭に潜んで現場を押さえようというわけだ。事情を聞いたバジリオは、殿様は自分抜きで話を進めたのだなと思い、世の中を行きぬくための処世訓を歌う。
フィガロは仲間の配置を確認し、自分も隠れる。待っている間スザンナに裏切られたという思いと、彼女を愛する気持ちの板ばさみになって心を乱し、「男ども目を見開け」と皮肉に歌う。
スザンナと伯爵夫人が衣装を交換してやってくる。スザンナはマルチェリーナからフィガロが来ていることを知らされる。そしてレチタティーヴォとアリア「とうとう嬉しい時が来た~恋人よここに」を歌う。この歌はモーツァルトの数あるアリアの中でも飛び切り美しい。フィガロを欺くために歌い始める歌のはずだが、内容は真実そのもののである。
(フィナーレ)
さてそこにケルビーノがやってくる。彼はバルバリーナを探しに来たのだが、皆にとっては思わぬ邪魔者になりかねない。
まず、スザンナに扮する伯爵夫人を見つけると、スザンナだと思い込み、早速軽口をたたいてまとわりつく。夫人は伯爵が来たら計画がぶち壊しなので何とかやりすごそうとする。フィガロは気が気ではなくそばに近寄る。そこへ伯爵が登場し、スザンナのそばに誰かいることに気づく。近寄って邪魔者に平手打ちを食わすと、機敏に身をかわしたケルビーノと入れ替わりに寄ってきたフィガロの頬に命中し、驚いたフィガロはケルビーノと反対方向に逃げ出す。
伯爵はスザンナだと思い込んだ自分の妻を口説き始める。夫人は複雑な思いだがスザンナの振りをして彼に従ってついていく。二人が去ったのを見てフィガロが出てくると、スザンナも現れる。彼女は伯爵夫人を装うが、夫が彼女の「不実」を訴えるのを聞いて思わず地声を出すので、フィガロに気づかれる。状況を悟ったフィガロはスザンナにからかわれたお返しとばかり、伯爵夫人に「私の妻は奥様のご主人と浮気をしていますが、実は私も奥様をお慕いしております」などと口説きにかかる。変装を見破られたとは知らないスザンナは「この裏切り者」とフィガロを張り倒す。殴られたフィガロが笑いながらスザンナを抱擁しその声でわかったと打ち明けると、ようやく彼女もこのややこしい化かし合いに気づき、喜んで抱き合う。
そこに伯爵がスザンナに変装した妻を見失ってやってくるので、フィガロは再び「夫人」を大げさに口説き始める。これに気づいた伯爵はカンカンになり、皆を呼び集める。衆人監視の中、隠れ場所から人が次々でてくる。ケルビーノ、マルチェリーナ、フィガロらに続いてスザンナ扮する伯爵夫人が出てくるので一同驚き、伯爵は浮気の現場を捕らえたと勝ち誇る。「許してください」と「夫人」や皆が口々に懇願するのに対し断固「いや駄目だ」と応じない伯爵。しかしそこへスザンナの服をきた夫人が現れ、「私からお願いしたら許してくれますか」と聞くと一同驚く。
すべてを理解したアルマヴィーヴァ伯爵は、観念して伯爵夫人の手を取り平身低頭して謝る。夫人はこれを許し、仲直りすると、一同が伯爵夫妻を祝福して歌い、幕となる。
あらすじと解説
第1幕
これを聴いた伯爵は思わす姿を現し、「今のは何のことだ?」と迫る。慌てたバジリオは困って打ち消すが、伯爵は続けて「昨日庭師アントニオの所にいったら、娘の様子が何となくおかしい。そこでそばにあった布をふと持ち上げると...(と、さきほどケルビーノが隠れた椅子の上の布をはがす)おお、これは何としたこと」。「最悪だわ」とスザンナ。バジリオは誤解して、むしろ感心したように「おお、重ね重ねお見事な」。第2幕
第3幕
第4幕
関連項目