Guajara in other languages: Spanish, Deutsch, English, French, Italian ...



ロードス島戦記

ロードス島戦記は、剣と魔法により支配される架空の世界フォーセリアに存在する「呪われた島」ロードスを舞台に、剣士パーンが「ロードスの騎士」として成長していく過程を描いた物語である。

Table of contents
1 作品の背景
2 作品概要
3 作品リスト
4 関連作品

作品の背景

元々この作品は、パソコンユーザー向けの雑誌「コンプティーク」誌上にテーブルトークRPGの紹介記事として1986年よりグループSNEにより連載された物語が元になっている。
これはテーブルトークRPG「Dungeons & Dragons」のプレイ風景の実況記事(リプレイ)であったが、連載が進むに従い世界観やストーリー及びキャラクターへの人気が高まり、結果連載はキャラクターを替えて第三部まで続いた。

反面、「Dungeons & Dragons」の版権の問題からこの記事は単行本にまとめることはできなくなり、グループSNEは「ロードス島戦記」という自分たちのコンテンツを維持するために、ここで二つの決断をした。
一つは、プレイにおいてゲームマスターを務め物語や世界観の作成を行っていた水野良を作者とし、小説「ロードス島戦記」を世に送り出すこと。
そしてもう一つは、同様のプレイを可能にする自分たちの手によるテーブルトークRPGルール「ロードス島戦記RPG」を制作することである。

その後ロードス島戦記コンピューターゲームアニメーションでも発表され、多くのメディアでファンに親しまれる作品となっている。
また後に、同じフォーセリアを舞台にした数々の物語もグループSNEは展開している。

結果として本作品は、国産ファンタジー作品として一定の成功を収め、またブームを一過性のものに終わらせず固定したファン層も確保し、その地位を不動のものにした。
また、このジャンルの作品としてはほぼ初の(テーブルトークRPGを元にした作品としては間違いなく初の)大規模なメディアミックス展開を実施し、一定の成果を上げた作品ともなった。

作品概要

水野良はリプレイの「ロードス島戦記」三部作を小説にするにあたり、第一部のプレイヤーが扱っていたキャラクターを作品全体のキーパーソンとして取り上げることにした。(もっともこの扱いは、リプレイ第二部・第三部での第一部のキャラクターの扱いを鑑みるに、当然の成り行きであろう)
かくして、第一部において血気にはやる果敢な戦士であった人間の若者「パーン」が主人公となり、紅一点キャラクターでありかつ冴えた知恵を見せていた
エルフのキャラ「ディードリット」がヒロインの位置に就くことになった。

また本作品の魅力の一つであるビジュアル面は、リプレイ当時から引き続いて、アニメーター・イラストレーターである出渕裕が担当した。
彼はD&Dの世界観を日本のプレイヤーに紹介するために数々の苦心と工夫を経ているが、その一つとして彼が何気なく行った(であろう)エルフの描写が、この作品の人気と相まって、後の日本のイラスト・アニメ・漫画界における「エルフ」のイメージを決定づけることになる。つまり、それまではエルフを描写する際の選択肢の一つでしかなかった「ロバのような長い耳」をディードリットの耳の描写として採用したため、それ以降「エルフと言えば、長い耳」というイメージが定着してしまったのである。

この和製叙事詩のストーリーは、ロードス島北東部アラニア王国領の寒村「ザクソン」において、村の周囲に出没する妖魔の脅威から村を守ろうとする二人の若者の冒険で幕を開ける。
この一人が、勇敢な(この当時はまだ少々無謀で力不足な)剣士であるパーン、すなわちこの作品全体の主人公である。もう一人は、若干弱気ながら思慮深い、彼の幼なじみで正義の神の神官であるエトである。
初めての冒険を命からがら成し遂げた二人は、この後、彼らに助力してくれる魔術師のスレイン、寡黙で頼りになるドワーフの戦士ギム、気まぐれな「帰らずの森」の女妖精ディードリット、抜け目がないが義理堅くもある盗賊ウッドチャックなどと出会い、結束して冒険を繰り広げていく。しかし、王国ヴァリスのフィアンナ王女誘拐事件に偶然遭遇したことを転機として、ロードス島の歴史を影から操る「灰色の魔女」カーラが彼らの前に立ちはだかり、また彼ら自身がロードス島の歴史に関与していくことになる。

以下は注意: ウィキペディアにはネタバレがあります

第一部あらすじ

赤髪の暗黒皇帝ベルドに率いられロードス南西沖の島マーモを拠点とする妖魔たちの軍勢マーモ軍と、正義の神に従う王国ヴァリスを中心とする国々との戦いを背景として進む物語が一大転機を迎えるのは、魔女カーラの真の思惑が明らかになったときであった。
フィアンナの父王ファーンと皇帝ベルドの一騎打ちにカーラが介入したことで、両者はともに命を落とし、ロードスは長い戦乱の混沌の中に落ちていくことになる。
カーラは善悪双方の陣営に対して等しく助力を行うことにより、ロードスという島における勢力図が決して一方に偏ることがないよう、歴史の裏で画策し続けていたのである。それこそが、人をしてカーラを「灰色の魔女」と呼ばしめる、最大の理由であった。

カーラの目的がロードス島の平和と相容れないものであることを知ったパーンらは、カーラの居場所を突き止め魔女に挑む。

第一部の物語は、小説「ロードス島戦記 灰色の魔女」などに収載されている。

カーラについて

(以下続く)

作品リスト

  • コンプティーク誌上記事・D&Dリプレイ第1部 (未刊行)
  • コンプティーク誌上記事・D&Dリプレイ第2部 (未刊行)
  • コンプティーク誌上記事・D&Dリプレイ第3部 (未刊行)

  • 小説「ロードス島戦記 灰色の魔女」
  • 小説「ロードス島戦記2 炎の魔神」
  • 小説「ロードス島戦記3 火竜山の魔竜(上)」
  • 小説「ロードス島戦記4 火竜山の魔竜(下)」
  • 小説「ロードス島戦記5 王たちの聖戦」
  • 小説「ロードス島戦記6 ロードスの聖騎士(上)」
  • 小説「ロードス島戦記7 ロードスの聖騎士(下)」

  • 小説 ……

  • ロードス島戦記RPG
  • ロードス島戦記RPGコンパニオン

関連作品





Wikipedia - All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.

Tagoror dot com  -  Legal Information  -  Contact us