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ワンマン運転

ワンマン運転とは、バス列車車掌が乗務せず、運転士1人だけが乗務して運転することである。なお、「ワンマン」は和製英語であり、英語では"conductorless"(車掌省略)と呼ばれる。バスの場合はワンマンバス、列車の場合はワンマン列車ワンマンカーと呼ばれ、日本でこの方式によりバス、列車を運行する場合は、法令によりその旨(ワンマン)を車両に表示することが義務づけられている。

Table of contents
1 背景
2 運賃支払方法
3 乗客の乗降方法
4 運転士の役割と車両などの装備
5 運転士省略(driverless)

背景

1970年代からの、自家用乗用車の普及・子供の人口の減少による通学の減少・人口減少などにより地方の公共交通機関は乗客の減少に苦しんできた。また、都市の公共交通機関においても新路線の建設費の高騰による利益の減少・将来の若年労働者の減少に備える事が求められるようになってきた。

そのため、合理化により車掌が廃止されたもので、従来は車掌の業務であった運賃授受や発車時の安全確認などの業務は運転士が兼務する。路線バスでは一般的な運転形態で、近年ではローカル線を中心に鉄道でも実施されるようになったが、大都市の地下鉄においても、運行コストの削減を目的に自動列車運転装置(ATO)による自動運転や、ホームドア、ホーム監視機器などの支援により、当初からワンマン運転を前提に建設されるケースが増えている。

運賃支払方法

乗客は、乗ったバス停を証明するため、車内に設置された機械で発行される整理券や、駅に設置された機械で発行される乗車駅証明書を取得しておく。整理券などを取り忘れた場合は、始発バス停や始発駅からの乗車と見做されることがある。始発バス停や始発駅からの乗車の場合には、整理券などの発行が省略されていることもある。降車時には、運転席横の運賃箱に、整理券・乗車駅証明書ともに運賃を投入する。料金均一の区間では、乗車時に運賃を支払う仕組みになっている場合もある。

定期券での乗車の場合は、整理券を取る必要はなく、降りる時に運転手に定期券を見せるだけで良い場合もある。

ワンマン運転の行われている鉄道路線の一部では、有人窓口や自動券売機で乗車券を発券している場合があり、この場合には乗車駅証明書や整理券は必要なく、運賃箱には乗車券を投入する。また、有人駅で降車する場合には、運賃は車内ではなく駅で支払うようになっている場合もある。

乗客の乗降方法

混雑度や途中地点での乗り降りの頻度などにより、各種の方法が取られる。

また、バスの場合停留所に着くまでに降車ボタンを押さないと降車できないことがある。

自由乗降

鉄道の有人駅や遠隔監視・巡回による自動改札化区間ではすべての自動扉を使った自由乗降方式である。

また、広島電鉄広島駅西広島駅での降車で改札員への後払い方式で行われている。

前乗り前降り

乗客の乗り降りが少ない区間で用いられるものである。前払い方式と整理券方式の後払いがある。

採用路線

後ろ乗り前降り

後払い方式の乗客の乗り降りが比較的多い区間で用いられるものである。前扉を先に開けそこから降車させ、少し遅れて後ろ扉を開けそこから乗車させるようにしている運転士も多い。

採用路線

前乗り後ろ降り

前払いの料金均一の区間で用いられるものであり、終着地点ですべてのドアが利用できるので降車時間が短くなる。

採用路線

運転士の役割と車両などの装備

バス停や駅では、運転士が戸を開け客扱いを行う。出発する際には、運転士が安全確認を行い戸閉め操作を行う。車内放送も運転士が行うが、テープなどによる自動放送になっていることが多い。

鉄道の場合、運転士が意識を失ったなどで一定時間機器操作がなされなかったときに非常ブレーキで停止するデットマン装置や、事故時に付近の列車を停止させる列車防護無線装置や、車内の乗客との非常通報・通話装置などが設けられる。また、ホームにミラーやビデオカメラとモニターを設置し照明の増設や上屋の高さを高くするなど安全確認をしやすくする改良も行われる。

バスの場合、バスジャックが発生した場合の非常通報装置が設けられることもある。また、狭い道の区間では、後部モニター装置つき車両を導入したり、そこだけ誘導員を乗車させたりすることがある。

運転士省略(driverless)

運転士省略とは、運転操作を全て中央監視で行い、車掌または巡回係員のみで運行を行うものである。 モノレール新交通システムなどで行われており、車両に係員の乗車しない無人運転もある。

ホームドア・転落検地装置・モニターカメラなどをホームに、自動列車運転装置(ATO)・監視員などへの通報通話装置などが車両に、装備されている。





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