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オウム真理教

オウム真理教は、多数の死傷者をだした地下鉄サリン事件、松本サリン事件、坂本弁護士一家拉致殺害事件等の史上稀なる凶悪な宗教テロを引き起こしたカルト団体。

Table of contents
1 起源
2 教義
3 活動実態
4 事件へ
5 外部リンク

起源

東京都渋谷区に設立したヨガ道場とその団体である「オウム神仙の会」をもとにして1984年に、麻原彰晃こと本名松本智津夫によってつくられた仏教系の新興宗教団体。東京都に宗教法人登録された。

オウムはインド宗教の聖音オーム(AUMと表記される)からとられたもので、宇宙の「創造」「維持」「破壊」を意味するとされている。

教義

その教義は現世利益ではなく、むしろそのような欲望・煩悩からの解放をうたい、いかなる外的な条件にも左右されない「絶対自由・絶対幸福・絶対歓喜」の境地であるマハーニルヴァーナ(涅槃)に至ることを最終の目的とする。ただし、そこに至る段階として3つの救済、すなわち「病苦からの解放」「現世苦悩解除」そして「解脱悟り」を説く。この点において、現世ご利益を中心とする既成宗教に飽き足らない人々が集まってきたとされる。

教義の根幹としてはこのように仏教・ヨーガ(ヒンドゥー)が土台となるが、この仏教・ヨーガ的宇宙観にすべての宗教の世界観が包含されているという。たとえば、キリスト教の創造主はヒンドゥーのブラフマー、仏教の梵天である、などという見方である。これを「宗教は一つの道」と呼んでいるようである。この世界観に基づき、ヨハネの黙示録やノストラダムスの予言なども解釈されており、『キリスト宣言』という著書においては、イエスは仏教と共通する教えを説いた、と書かれている。したがって、「黙示録を説いているから仏教ではない」と一概に言い難い面が存在するのも事実である。

主宰神はシヴァ大神とされている。シヴァとはパーリ語で「最高の意識」を意味するとされ、したがってマハーニルヴァーナと同義であるとされる。また、ヒンドゥー教やインド神話のシヴァ神はこのシヴァ大神の化身の一部であって、まったく同じものではないとされている。

活動実態

1989年東京都から宗教法人として認可されてからのちに、静岡県富士宮市に総本部を置き、日本全国各地に支部や道場を設置。ロシアスリランカなど海外にも支部を置いていた。信者は日本国内だけでも11,000人程度存在していたという。

教団の信者には、在家信徒と出家修行者(サマナ)が存在する。出家修行者は出家時に全財産を教団に布施するが、その後の生活や修行のすべてを教団からまかなわれる。

修行の達成度、精神性の度合いを示すものとして「ステージ」制度があり、時期にもよるが、95年時点の出家者には、サマナ見習い、サマナ、サマナ長、師補、師(小師、愛師、愛師長補、愛師長、菩師、菩師長補、菩師長)、正悟師(正悟師、正悟師長補、正悟師長)、正大師の各ステージが存在した。師は「クンダリニー・ヨーガ」の成就者、正悟師は「マハームドラー」の成就者で仏教の阿羅漢相当、正大師は「大乗のヨーガ」の成就者と規定されていた。これはあくまでも精神性を示すものであり、仕事や地位・階級とは異なる。

事件へ

教団は、当初より衆議院議員選挙への立候補(当選者は0)など、社会的には奇異な存在として注目を浴びていたが、その後1989年11月に起きた坂本堤弁護士一家失踪事件や1994年6月に起きた松本サリン事件1995年2月28日に起きた目黒公証人役場の仮谷清志さん拉致監禁事件の容疑団体と噂されていた。

1995年3月に地下鉄サリン事件が起き、教団の容疑に対する確信を深めた警視庁1995年3月22日に強制捜査をおこない、事件との関与が指摘された教団の幹部クラスの信者が続々と逮捕された。

1995年5月16日には、教団代表であった麻原彰晃が山梨県上九一色村で逮捕され、その後、村岡達子が代表代行となった。2000年2月4日、オウム真理教は解散・改編して「宗教団体・アレフ」として再出発(単に「改称」と呼ぶのは実態にそぐわない)。この時点で改めてアレフへの入会申込書と「今後事件を起こさない」という誓約書を提出している。そのため、「オウム真理教をやめていないが、宗教団体・アレフには入っていない」という信者も存在する。アレフはさらに2003年2月に「宗教団体アーレフ」と改称した。

教団に対し、公共の利益を害する組織犯罪を行った危険団体として破壊活動防止法の適用を求める処分請求が公安調査庁より行われたが、同法及びその適用は憲法違反であるとする世論などもあり、処分請求は公安審査委員会により棄却されている。

近年では、元信者または現アーレフ信者に対する転入届の受付け拒否や退去勧告などが、自治体を含む地域ぐるみでの人権侵害、違法行為であるとして、新たな社会問題となっている。

歴史

(教団は、このほかにもLSD・メスカリン・覚醒剤・麻酔薬を密造したが、たとえば覚醒剤には催淫成分が含まれていなかったため、暴力団には売れなかったという。)

外部リンク





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