Guajara in other languages: Spanish, Deutsch, English, French, Italian ...



グラフ理論

グラフ理論は、数学の一分野。ノード節点頂点)の集合とエッジ)の集合で構成されるグラフの性質について研究する学問である。

コンピュータのデータ構造アルゴリズムなどに広く応用されている。

Table of contents
1 グラフとは
2 グラフの例
3 グラフ理論の起源
4 厳密なグラフの定義
5 グラフ理論の用語
6 グラフ理論の問題・定理
7 応用
8 関連項目

グラフとは

例えば電車の乗り換え案内図を考える際には、駅(ノード)がどのように路線(エッジ)で結ばれているかが問題であって、線路が具体的にどのような曲線を描いているかは本質的な 問題でないことが多い。

事実、乗り換え案内図を書く場合には、駅間の距離や微妙な配置、路線の形状といったものは、地理的な実際のそれとは異なって描かれることが多い。電車で移動する人を対象とした乗り換え案内においては、駅と駅の「つながり方」が主に重要なのである。

このように、「つながり方」に着目して抽象化された「点とそれをむすぶ線」の概念がグラフであり、グラフが持つ様々な性質を探求するのがグラフ理論である。

6つのノードと7つのエッジから成るグラフの一例

つながり方だけではなく「どちらからどちらにつながっているか」をも問題にする場合、エッジに矢印をつける。このようなグラフを有向グラフという。矢印のないグラフは、無向グラフという。

グラフの例

;乗り換え案内図: 前述の通り。 ;電気回路:回路図を書く場合、実際のリード線通りの形状に図を書いたりはしない。この場合も、「接点がどのようにつながれているか」だけが問題であって、「つながり方」を保ちつつできるだけ見やすい形に絵を描く。回路図は一種のグラフである。 ;WWWの構造:WWWにおけるウェブページの、リンク・被リンク関係がなす構造は、有向グラフの一種である。

グラフ理論の起源

グラフ理論は、1736年、「ケーニヒスベルクの問題」に対してオイラーが解法を示したのが起源とされる。この問題は、一筆書きと深く関連している。(詳しくは、一筆書きの項を参照。)

厳密なグラフの定義

有向グラフ

V をノードの
集合E をエッジの集合とする。エッジに二つのノードの対を対応させる関数 f
とすると、有向グラフ G は
G := (f, V, E)
と定義される。

無向グラフ

P(V) を Vベキ集合とする。エッジにいくつかのノードを対応させる関数 g
とし、任意のエッジ e に対して g(e) = (v1, v2) のように値は二つのノードからなっているとする。この時、無向グラフG は
G := (g, V, E)
と定義される。gが三つ以上のノードに対応するとき、ハイパーグラフという。

E を最初からある集合の部分集合と考えれば、上の定義から関数を除くこともできる。有向グラフでは、EV×V の部分集合、無向グラフでは、E を P(V) の部分集合とすればよい。

グラフ理論の用語

グラフの定義によっては、辺に重みコスト)が付いていることがある。このようなグラフは、重み付きグラフと呼ばれる。

グラフGの頂点集合はV(G)、枝集合はE(G)で表すことが多い。

eの両端の点を端点といい、端点はe接合しているという。また、辺と辺がある頂点を共有しているとき、その辺同士は隣接しているという。ある辺の両端点が等しいとき、ループ自己ループ)という。また、2頂点間に複数の辺があるとき、多重辺という。ループも多重辺も含まないグラフのことを、単純グラフという。

二つのグラフGとG'について、G'の頂点集合と辺集合が共にGの頂点集合と辺集合の部分集合になっているとき、G'はGの部分グラフであるという。逆に、GはG'の拡大グラフであるという。特に、頂点集合が等しい部分グラフのことを、全域部分グラフ生成部分グラフ因子)という。また、Gの頂点集合Vの部分集合Sを取り出して、両端点がSに属する全ての辺を辺集合とするGの部分グラフを、誘導部分グラフという。それから、グラフGからある辺を取り除き、その辺の両端点を一つの頂点に縮約したとき、縮約グラフ商グラフ)という。

有向グラフにおいて、ある頂点vに入ってくる枝の数のことを入次数、出て行く枝の数のことを出次数という。そして、頂点vに接続する枝の数を次数といい、d(v)で表す。すべてのvについて、d(v)=kが成り立つとき、k-正則という。あるkについてk-正則なグラフのことを正則グラフという。グラフG中の最小次数の頂点の次数をδ(G)、最大次数の頂点の次数をΔ(G)で表すことが多い。また、次数0の頂点のことを孤立点という。

隣接している頂点同士をたどったv1, e1, v2, e2,..., en-1, vnの系列を歩道)という。辺の重複を許さない場合、小径)といい、頂点の重複も許さない場合、という。また、始点と終点が同じ路のことを閉路回路サイクル)という。

任意の2頂点間に枝があるグラフのことを完全グラフ完備グラフ)という。n頂点の完全グラフは、Knで表す。また、完全グラフになる誘導部分グラフのことをクリークという。サイズnのクリークを含むグラフは「n-クリークである」と言う。辺を持つグラフは必ず2頂点の完全グラフを含むので2-クリークである。またn-クリークであって、直径がn未満となるグラフをn-クランと言う。

その他のグラフ理論の用語

グラフ理論の問題・定理

応用

関連項目





Wikipedia - All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.

Tagoror dot com  -  Legal Information  -  Contact us