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メタン菌

メタン菌(めたんきん)とはメタンを生成することでエネルギーを得る偏性嫌気性菌である。メタン生成古細菌とも呼称される。古細菌ドメインにすべての種が属する。

古細菌の中でもユリアーキオータ門(界)に属する。

メタン発酵という嫌気環境における有機物分解の最終段階の反応系を持つ。極端に酸素に感受性の高い酵素を多く持つ。

分布

自然界の幅広い生理条件(温度、pH、NaCl濃度)の嫌気的環境に分布。具体的には湖沼、水田、海洋、ルーメン、シロアリ後腸など。またエネルギー基質をめぐる競合、供給から他微生物と共生しているケースも多い。

至適増殖温度に関しては最低が15℃(Methanogenium frigidum)、最高が98℃(Methanopyrus kandleri)である。

淡水からも多くのメタン菌は分離されているが、高度好塩性のメタン菌としてはMethanohalobium evestigatum(至適増殖NaCl濃度4.3M)がある。

応用と問題

メタン発酵をエネルギー獲得型廃水処理に用いている。バイオリアクターとしての応用が盛んである。

ただし、自然環境から大気中に放出されるメタンガスは温室効果ガスであり(二酸化炭素の20-30倍の温室効果)、地球温暖化への影響が心配される。

関連用語





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