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高校入試、大学入試と異なり、中学入試は失敗しても必ず公立中学という受け皿があるため、基本的には浪人という概念はない。 ただし、一部の学校では過年度生(浪人)の入学を認めている場合もある。 また、そもそも必ずしも受験しなければいけないものということもなく、小学生の全員が受けるわけではない。 しかし、就職難の時代にあって学歴のニーズは高まる一方であり、少子化にも関わらず中学入試の人気は衰えるどころか活発化・競争激化の一方である。
私立中学は、東京、神奈川、埼玉、千葉などの首都圏と、大阪、兵庫、京都、奈良などの阪神圏に集中しているため、それらの地域で中学受験が盛んである。 小学校の生徒の大部分が受験するため、それらの地域の公立中学校が大幅な定員割れとなることもある。 以前は私立中学には主に裕福な家庭の子女が通っていたが、近年になってゆとり教育への危機感か ら、経済的に厳しい家庭でも中学受験が広まりつつある。
中学受験のための塾通いで学校を軽視する、遊ぶ時間が削られるなど子供の生活・成長が蝕まれているとの批判は絶えない。 その一方で、中高一貫教育校へ入学することで思春期を高校受験に振り回されずに過ごすことができるというメリットもまた指摘されている。
中学受験のための代表的な塾としては、四谷大塚、日能研、SAPIXなどがある。以前に有名だった日本進学教室は四谷大塚に負けて倒産した。
中学受験での偏差値は、模試を受けるのが小学生のトップクラスに限られるため、高校受験や大学受験時の偏差値と比べて低く出る傾向がある。
このため、中学受験時の偏差値が40程度の生徒が、高校や大学の受験時に偏差値50以上の学校に入学するようなことも多い。
キリスト教系の学校では、日曜礼拝の関係で例年の受験日が日曜になった場合、受験日をずらすことが多く、これによって志願状況などが変わることをサンデーショックという。
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出題傾向
小学校で学習する事項を超えた知識は求めないのが通常だが、その範囲の中で応用力を問うため限られた知識を最大限に活用させる傾向がある。
そのため教科書の内容を理解するだけでなくある程度解法のパターンを覚える必要がある。
その意味で、トレーニングを受けないことには大学生にも難しいと言われる。
最近では、就職に際してのSPIでも似たような出題がなされるようである。
国語
国語は漢字、語法、ことわざなどの基礎的な国語力を問われるほか、読解力を見る長文読解問題が出題される。
長文問題は指示語など、文章の要旨に関する出題が多い。
文章題は、小学校では方程式を習わないため、それを回避しながら入り組んだ問題を解かせるものになる(方程式を使わずに回答するという制限を付けると、大人には逆に難しい)。 連立方程式の解法を小学生のうちに学習しておくと有利になることもあるが、中学入試においては、方程式による回答は逆に時間がかかることも多い。