ジャン・ポール・サルトル(Jean-Paul Sartre、1905年6月21日 - 1980年4月15日)は、フランス人哲学者、作家、劇作家、評論家、と多様な顔をもつ。高等師範学校(Ecole Normale Superieure)卒。妻はシモーヌ・ド・ボーヴォワール
レイモン・アロンとの会話によりフッサールの現象学に興味を持ちエマニュエル・レヴィナスの博士論文『フッサール現象学の直観理論』(La theorie de l'intution dans la phenomenologie de Husserl)読む。ベルリンに留学しフッサールに学ぶ。その後、高校教師をしながら作品を書き続けるその頃の作品が『嘔吐』である。第二次大戦のために兵役召集されるが、捕虜となる。主著『存在と無』を出版。『存在と無』は副題に現象学的存在論の試みと打たれているとおりにフッサール現象学、精神分析学、そしてハイデッガーの存在論が色濃く影響されている。戦後サルトルの実存主義が世界中を席巻し、特にフランスにおいては絶大な影響力を持っていた。
サルトルは徐々にマルクス主義に傾きソ連擁護的な姿勢に、それがアルベール・カミュやメルロ・ポンティとの決別の原因となる。
この頃構造主義が台頭しはじめ、サルトルの実存主義は思想的に退潮していった。
ノーベル文学賞を受けるもこれを辞退。サルトルの思想は完全に葬りさられていたが、彼の葬式は盛大に行なわれた。
主要著作
- La Nausee (1938)
- L'Etre et le neant (1943)
- Les chemins de la liberte (1945,1949)
- Saint Gunet, comedien et martyr (1952)
- Critique de la raison dialectique(1960)
- L'Idiot de la famille, Gustave Flaubert de 1821 a 1857(1971-1972)
- Carnets de la drole de guerre(1983)
- Chaies pour une morale (1983)
- Verite et existence (1989)
- La reine Albemarle ou le dernier touriste (1991)