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先進的なシステムと高品位のフォントにより、かつては写真植字機の世界で圧倒的なシェアを誇り、印刷・出版業界のデファクトスタンダードとして君臨した。
近年は安価なDTPの発展・普及によりその座を降り、営業所の数も縮小しているが、高い組版クオリティを要求する出版社などでは現在も支持されている。また、これもDTPによる置き換えが進みつつはあるが、商業ベースの漫画の吹き出しなどに用いられている文字は、そのほとんどが写研機で出力された写植文字である。
| Table of contents |
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2 写研書体 3 システムの独自性 4 代表的な製品 5 関連項目 6 外部リンク |
創業者たる石井茂吉自ら「石井明朝体」や「石井ゴシック体」を作ったほか、ゴナやスーボ、ナール、ボカッシイなど、写研システム以外では使用できない書体が大部分を占め、それらの書体を使いたいという需要が、現在も写研システムを使用する動機に繋がっているとも言われる。
一部の書体には、縦組み専用・横組み専用のものがあり、それらは字形が用途に合わせて最適化されている。
かな書体(ひらがな・カタカナのみの書体)も数多くあり、漢字書体と組み合わせて使用する。
手動式から電算写植システムになった当初は、この光学式印字を電子的に制御していた。
現在の写研マシンでは、DTP同様に、文字の輪郭情報を利用したアウトラインフォントが使用されている。これはCフォントという独自形式で格納され、SKコードで管理される。
NKSは「ニュースタイルかな書体スモール」、OKLとある場合は「オールドスタイルかな書体ラージ」を指し、OKLは明治初期の築地体をベースにしていると言われる。
なお、Windows上で動作しIllustratorやPhotoshopを搭載した状態で出荷されているSingisであっても、それら外部ソフトからCフォントにアクセスすることはできない。
現在DTPにおいてシェア第1位のQuark XPressにも、XTensionとしてコンバータが存在する。
歴史
写研書体
書体の開発
写研は、自社の組版機で使用するための書体のうちかなりの数を社内で設計した。活版印刷の時代と異なり、1書体あたりの専有面積が下がったため、字数がアルファベットに比して極端に多い日本語でも多数の書体を扱うことが可能になった。そのため、写研では率先して新書体を開発し、また賞金100万円(第1回当時)という石井賞創作タイプフェイスコンテストというオリジナル書体開発のコンテスト(優秀成績を収めると、写研からその書体がリリースされる)を設けてその開発を奨励した。光学式印字
写研システムは、「写真植字」の名にふさわしく、当初はガラスとフィルムで出来た文字盤上に陰像(ネガ)状態の文字を使用していた。これに光線を当て、透過した部分が印画紙に焼き付けられる。デジタルフォント
光学式印字では印字速度に限界があるため、データとして蓄積しておいたフォントを焼き付ける方式になった。当初は精密ビットマップフォントが使用された。タショニムコード
写研システムでは書体を「MMAOKL」「MNAG」などの、アルファベット数文字の記号で指定する。このコードを「タショニム」という。一見複雑だが、基本的に明朝-Mや、ゴシック-Gなどの略語表記と、それぞれのフォントファミリーにおけるウェイト(文字の太さ)などで構成されるため、覚えれば直感的に把握できる。システムの独自性
写研の現用電算写植システムは、独自仕様で固められており、そのままではデータの互換性はあまりない。Cフォント
写研機に搭載されているCフォントは写研独自の形式で、MacintoshやWindowsのDTPではそれらの書体をフォントとして使うことはできないが、アウトライン化したepsデータを1文字単位で販売するサービスを行っている会社がある。(写研直営ではない)SKコード
写研システム内では、文字は独自のSKコードという、約2万字を包括する文字コードで管理される。SAPCOL
写研機の内部で動いているSAPCOL(サプコル)と呼ばれるページ記述言語は、日本語組版に最適化されたもので、出版社ごとに異なる複雑な組版規則にも対応できる。30年にわたって独自の進化を遂げてきたプログラムであり、このSAPCOLのことを「究極の組版プログラム」と呼ぶ人もいる。写研コンバータ
これは写研の製品ではないが、他社製の電算写植やDTPのデータを、写研の出力機で印字することができるように、変換するソフトウェア。写研のフォントに対する需要が高かったため、出力だけは写研システムを使う、という需要から発生した。ある意味では他社製システム全体を仮想フォント環境にしてしまうシステムと言える。代表的な製品
書体
(多くの書体が、いくつものウェイトを持つ)編集・組版機
出力機・サーバ
写研製品の命名の由来
写研は、途中から製品の名前にテニス選手の名前を使うようになった。
から、それぞれ取っているとされる。
(詳細情報お持ちの方お願いします)関連項目
外部リンク