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天王星

simple:Uranus

天王星
発見
発見者ウィリアム・ハーシェル
発見された年1781年
軌道の特性
平均公転半径2,870,990,000 km
離心率0.0461
公転周期84年3日15.66時間
軌道面の傾斜0.774°
衛星の数21
物理的な特性
赤道直径51,118 km
表面積8,130,000,000 km2
質量8.686×1025 kg
平均密度1.29 g/cm3
表面重力7.77 m/s2
自転周期17時間14分(逆行)
軸傾斜82.14°
反射能0.51
表面温度
最低平均最高
59 K68 KN/A K
大気構成
大気圧Varies with depth
水素83%
ヘリウム15%
メタン1.99%
アンモニア0.01%
エタン0.00025%
アセチレン0.00001%
一酸化炭素
硫化水素
微量

天王星てんのうせいUranus)は、太陽系太陽から七番目に近い惑星である。 太陽系の惑星の中で3番目に大きい。 1781年3月13日イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルにより発見された。名称のUranusは、ギリシャ神話における天の神ウラヌスにちなむ。

最大等級+5.6等のため、最接近時は肉眼で見えることもある。のちにハーシェル以前に恒星として20回以上の観測記録(肉眼観測も含む)があることが判明した。もちろん、動く惑星であることを確認したハーシェルの業績は変わることはない。

物理的性質

天王星は主に岩石と多様な氷から成っている。水素は約15%、ヘリウムはわずかしか含まれておらず、ほとんどが水素から出来ている木星や土星とは対照的である。天王星と海王星は、木星土星の核から液体金属の層を除いたものによく似ている。 天王星は木星や土星のように岩石の核を持っておらず内部は比較的均一に分布しているようである。 天王星が青色に見えるのは大気に含まれるメタンによって赤色光が吸収されるためである。

天王星の特徴の一つとして自転軸が挙げられる。黄道面に対しほぼ横倒しに倒れている。そのため、

自転軸の傾きのため極周囲の方が赤道周囲よりも太陽からの熱を受けているが、奇妙な事に赤道周囲の方が極地よりも温度が高い。この理由はまだ知られていない。

また、天王星の自転軸がなぜこれほど傾いているのかも分かっていない。天王星がまだ完成されていない時期に大きな原始天体が衝突したのではないかと推察されている。

ボイジャー2号によって天王星に磁場の存在が確認された。天王星の磁場の中心は惑星の中心から大幅にずれており、60゚自転軸から傾いている。

天王星の発見

天王星は近代になってから発見された初めての惑星である。実際には何度も観測されてはいたが惑星とは認識されていなかった。知られている観測の記録では1690年のJohn Flamsteedによるものが最古である。

天王星は1781年にウィリアム・ハーシェルによって惑星であることが発見された。観測を始めた頃はハーシェルは彗星だと思っていたが、その後の観測により惑星であるということが分かった。ハーシェルは天王星をイギリスの王ジョージ3世にちなみ、ゲオルギウム・シドゥス(ラテン語でジョージの星という意味)と名付けた。また、フランスの天文学者たちは天王星を"ハーシェル"と呼んでいた。その後、ボーデによって天王星(Uranus)という名が付けられ1850年頃にはその名が定着した。

天王星に行った探査機は1977年8月20日に打ち上げられたボイジャー2号一機である。ボイジャー2号は1986年1月24日に天王星に最接近した。

天王星の環

天王星は環を持っている。環は直径10m以下の暗い物質で構成されている。 天王星の環は1977年にJames L. Elliot、Edward W. Dunham、Douglas J. Minkによって発見された。恒星の前を天王星が横切ったときに恒星の光が何度か遮断され点滅した事による発見であった。その後、ボイジャー2号により2本の環が発見され現在は11本の環が知られている。

天王星の衛星

天王星には2003年12月の時点で27個の衛星が発見されている。天王星の衛星がウィリアム・ハーシェルによって初めて発見されたのは1787年のことである。ハーシェルは2個の衛星を発見した。後にこの衛星の名前は、ウィリアム・シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」の登場人物から、タイタニアとオベロンと命名された。

更に、1851年にウィリアム・ラッセルが2個の衛星を発見し、アリエルとウンビリエルと名付けた。1948年にはカイパーがミランダを発見している。

その後の天王星の衛星にはシェークスピアかアレキサンダー・ポープの作品中の登場人物名がつけられている。

1986年1月にボイジャー2号が天王星に到達し、新たに10個の衛星が発見された。

S/1986 U10 は、ボイジャー2号により1986年に撮影された写真の中から1999年に発見されたが、その後観測されておらず一度衛星から取り消されていた。しかし、ハッブル宇宙望遠鏡による観測によって2003年9月3日に存在が確認され衛星であると再発見された。

天王星の 衛星
名称 直径 (km) 質量 (kg) 平均軌道半径 (km) 軌道周期 (日) 発見者 発見年 名前の由来**
コーディリア 26 4.5×1016 49,752 0.335033 ボイジャー2号 1986 『リア王』
リア王の三女
オフィーリア 32 5.4×1016 53,764 0.376409 ボイジャー2号 1986 ハムレット
ハムレットの恋人
ビアンカ 44 9.3×1016 59,165 0.434577 ボイジャー2号 1986 『じゃじゃ馬ならし』
じゃじゃ馬カタリーナの妹
クレシダ 66 3.43×1017 61,767 0.463570 ボイジャー2号 1986 『トロイラスとクレシダ』
ヒロイン
デスデモナ 58 1.78×1017 62,659 0.473651 ボイジャー2号 1986 オセロ
オセロの妻
ジュリエット 84 5.57×1017 64,358 0.493066 ボイジャー2号 1986 ロミオとジュリエット
ヒロイン
ポーシャ 110 1.68×1018 66,097 0.513196 ボイジャー2号 1986 ベニスの商人
富豪の娘
ロザリンド 54 2.54×1017 69,927 0.558459 ボイジャー2号 1986 『お気に召すまま』
公爵の娘
S/2003 U2 12   74,800   ショワルターら 2003 未命名
ベリンダ 68 3.57×1017 75,255 0.623525 ボイジャー2号 1986 ポープの『髪盗人』
ヒロイン
S/1986 U10 ~40   ~75,000 0.638 カルコシュカ
ボイジャー2号
1999
1986
未命名
パック 154 2.89×1018 86,006 0.761832   1985 『真夏の夜の夢』
いたずら好きの妖精
S/2003 U1 16   97,700   ショワルターら 2003 未命名
ミランダ 472 6.3×1019 129,850 1.41   1948 『テンペスト』
ミラノ大公プロスペローの娘
アリエル 1158 1.27×1021 190,930 2.52 ラッセル 1851 『テンペスト』
空気の妖精
ウンブリエル 1170 1.27×1021 265,980 4.14 ラッセル 1851 ポープの『髪盗人』
タイタニア 1578 3.49×1021 436,270 8.71 ハーシェル 1787 『真夏の夜の夢』
妖精の女王。オベロンの妃。
オベロン 1523 3.03×1021 583,420 13.46 ハーシェル 1787 『真夏の夜の夢』
妖精の王
S/2001 U3 12   4,276,000 266.6 ホールマンら 2001 未命名
キャリバン 60 7.3×1017 7,168,900 -579 * グラッドマンら 1997 『テンペスト』
野蛮な男
ステファーノ 30 6×1015 7,948,000 -676 * グラッドマンら 1999 『テンペスト』
飲んだくれの料理番
トリンキュロー 10   8,578,000 759 ホールマンら 2001 『テンペスト』
道化師
シコラクス 120 5.4×1018 12,213,000 -1289 * ニコルソンら 1997 『テンペスト』
魔女
S/2003 U3 11   14,345,000 1694.8 シェパード 2003 未命名
プロスペロー 50 2.1×1016 16,568,000 -1953 * ホールマンら 1999 『テンペスト』
ミラノ大公
セティボス 40 2.1×1016 17,681,000 -2345 * カベラーズら 1999 『テンペスト』
キャリバンの崇拝する神
S/2001 U2 12   20,901,000 2823.4 ホールマンら 2001 未命名

*天王星のまわりを天王星の自転方向と逆向きに回転している

**作者名が記されていないものは全てシェークスピアによる作品。



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関連項目





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