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布石(ふせき)は囲碁用語の一つ。対局の序盤戦の打ち方を指す言葉。
これからどういう構想を持って打ち進めていくかを表すいわば土台作りの段階である。
布石の歴史
戦国時代までの囲碁は対局が始まると布石抜きにすぐに戦いが始まるのが一般的だった。
本因坊算砂の登場以降布石の概念が広まり、江戸時代の家元制の下で〝1に空きスミ、2にシマリかカカリ、3に辺〟の布石理論が固まっていった。
この布石理論は本因坊秀策の秀策流でほぼ完成に至ったと言って良い。
1933年、この流れに対して呉清源、木谷実らが敢然と立ち向かい、新布石の発表で布石理論に革命を起こした。
新布石はそれまでの小目中心の布石から星、三々を中心にすえたスピード感あふれる布石であり、また旧来の考え方からは想像も出来ない初手天元や五の五などの大胆な発想で一世を風靡し、囲碁界のみならず一般社会も巻き込んで一大センセーションを巻き起こした。
現在では新布石自体は廃れたものの星打ちを中心とした新布石とそれ以前の布石理論を混合した物が一般的であり、新布石は確実に現在の布石理論の血肉となっている。
現在良く打たれている布石には三連星、中国流、ミニ中国流などがある。