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免疫

免疫めんえき)とは、病原体による疾病(疫)に罹患しても、いったん回復すればふたたびその病気にかかることから免れることができる、おもに高等生物における生体機能のこと。
ジェンナーによる種痘からはじまったワクチンによる感染症の予防は免疫機能を利用したものである。また、北里柴三郎は細菌に感染するとこれを特異的に無毒化する抗体が血中に現れることを発見し血清療法を開発した。この抗体の実体は免疫グロブリンとよばれるタンパク質であり、細菌などの抗原に特異的に結合して機能を発揮する免疫系の構成成分である。
免疫機能は、上記の抗体や補体などの血中タンパク質による液性免疫の他に、リンパ球などの細胞による細胞性免疫によって担われている。リンパ球には分化成熟して免疫グロブリンを産生するB細胞のほかに、胸腺で分化成熟するT細胞などがある。その他、食作用によって抗原を取り込んで分解してT細胞に提示する樹状細胞なども免疫機能の発現に関与する。これらの細胞は骨髄で産生され、胸腺やリンパ節、脾臓などのリンパ系組織での相互作用をへて有効な機能を発揮するようになる。




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