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| 古細菌 | ||
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| 分類 | ||
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| 門* | ||
| * 界として分類される場合もある |
Carl R. Woeseが1977年に提唱した。
高度好塩菌、好熱古細菌、メタン菌(メタン生成古細菌)など、太古の地球環境に類似していると想像される環境に生育する種ががあることから始原菌(しげんきん)と呼ぶ場合もある。逆に、分子生物学的な解析によると真正細菌よりも真核生物に近いことから、後生細菌(こうせいさいきん)と呼ばれることもある。最初の生命(コモノート)が古細菌と真正細菌のいずれに近い存在であったのかは、まだはっきりと判っていない。
特殊な環境にだけではなく身近な環境にもよく見られる生物であることがわかってきた。
| Table of contents |
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2 歴史 3 呼称 4 古細菌を構成するグループ 5 分布 |
真核生物や真正細菌との具体的な違い
現在のところ、エーテル型脂質および炭化水素の結合位置が古細菌にユニークな特性である。1.以外は例外も出てきているので、確実な違いとは言えない。
歴史
1972年 Woeseがオリゴヌクレオチドカタログ法を用いて多くの細菌の系統関係を解析し始める。この過程で、メタン菌が真正細菌とは大きく異なる系統を示した。
1977年 WoeseとFoxが真核生物、原核生物の二つに分類されていた生物は、真核生物、真正細菌、古細菌の三つに分けるべきであると主張した。この1977年の論文(Proc. Natl.Acad. Sci. USA, 74:5088-5090)が、古細菌の存在を提唱した初めてのものである。
1978年 メタン菌の脂質が真正細菌には無いエーテル型であることが判明。同じエーテル型脂質を持つ高度好塩菌と好熱好酸菌も系統解析の結果、古細菌に属することがわかった。
1980年以降、古細菌研究が発展していく。特に、メタン菌は1980年代に現在知られている種の80%が分離されている。
1984年 LakeはWoeseとは異なった古細菌の系統関係を提唱し、古細菌の系統樹は現在に至るまでしばしば変更されている。
1990年にWoese自らが『古細菌は細菌とは系統が異なる』としArchaebacteriaからbacteriaを外しArchaea(アーキア)という用語を示した。
その際、界より上位の分類階級としてドメインを提案した。
更に、真正細菌は単にBacteria(バクテリア)、真核生物はEucarya(ユーカリア)とした。
つまるところ、現在日本語では『古細菌』あるいは『アーキア』が古細菌に対して使用されることが多くなっている。
コルアーキオータ門(界)は1996年にBarnsらが16S rRNAのクローン解析から提唱された新しい門(界)で、いまだ分離株は見つかっていない。ただし、FISHを用いて増殖していることが観察されている。
ナノアーキオータ門(界)は熱水噴出孔から分離されたIgniococcusを宿主古細菌とする、極めて小さな古細菌が見つかったことにより設定されたものである(Nature, 417:p.63, 2002)。
また、南極海の表層、淡水湖底沈殿物、土壌からも16S rRNA遺伝子が検出された。
ナマコや海産のカイメンの腸管に古細菌が共生しておりCearchaeum symbiosumと命名された(Prestonら、1996年)。
また、石油鉱床中から超好熱菌が発見されたことから、地下数kmに渡って生物圏が存在している可能性も示唆された。
極限環境とはいいがたい環境からも、古細菌の16S rRNAが検出されることから培養の困難な古細菌が多数生息していると考えられる。こうしたVNC(Viable but non-culturable、VBNCともいう)状態の細菌、古細菌を分離同定することが、今後の微生物学の課題の一つである。
呼称
Woeseは1977年の論文でArchaebacteria(アーキバクテリア)という用語を用いて古細菌を説明した。古細菌を構成するグループ
古細菌ドメインの下部には、以下の門(界として分類される場合もある)が設定されている。
ユリアーキオータ門(界)にはメタン菌および高度好塩菌に、好熱古細菌はクレンアーキオータ門(界)に分類される。
ただし、好熱古細菌の中にはユリアーキオータ門(界)に分類されるものもいる(Sulfolobus、Thermoplasma、Pyrococcusなど)。この二つの門(界)は16S rRNA系統解析により1986年にWoeseが提案したものである。分布
分布については、高度好塩菌、好熱菌、メタン菌のカテゴリに詳述している。
ただし、1990年のFuhrmanや1992年のDeLongによって沿岸や大洋のピコプランクトンのなかに古細菌が存在することがFISHによって示唆された。