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台風(颱風:たいふう)は太平洋や東シナ海で発生する熱帯低気圧(→低気圧)で、最大風速が17.2m/s 以上のものを指す。
英語のtyphoonと言った場合、地域はほぼ同じであるが規模の定義はより曖昧であり、WMOによる国際分類の定義では、タイフーンと言われるものは日本の台風とは異なる。(日本では、台風に強さの階級を設けている。)
| 最大風速 | 国際分類 | 日本の分類 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| (旧) | (新) | ||||
| < 17.2 m/s | Tropical Depression (TD) | 弱い熱帯低気圧 | 熱帯低気圧 | ||
| 17.2~24.5 m/s | Tropical Storm (TS) | 台風 | 弱い | 台風 | - |
| 24.6~32.6 m/s | Severe Tropical Storm (STS) | 並の強さ | |||
| 32.7~43.7 m/s | Typhoon/Hurricane/Cyclon (T) | 強い | 強い | ||
| 43.7~54.0 m/s | 非常に強い | 非常に強い | |||
| ≥ 54.0 m/s | 猛烈な | 猛烈な | |||
さらに、日本の分類では、風速15m/s以上の暴風圏の大きさに応じて、以下のように分類する。
| 風速15m/s以上の半径 | 大きさの階級 | |
|---|---|---|
| (旧) | (新) | |
| < 200 km | ごく小さい | - |
| 200~300 km | 小型(小さい) | |
| 300~500 km | 中型(並の大きさ) | |
| 500~800 km | 大型(大きい) | 大型(大きい) |
| ≥ 800 km | 超大型(非常に大きい) | 超大型(非常に大きい) |
これらを組み合わせて、かつては「大型で並の強さの台風」というような言い方をしていた。しかし、組み合わせによっては「小型で弱い台風」となってしまい、あまり重大な印象を与えず、その危険の大きさを甘く見た人が外に出かけて、風に飛ばされた物が当たってけがをしたり、洪水に巻き込まれるなどの被害に遭うことがしばしばあった。
そこで気象庁は平成12年6月1日から、「弱い」や「並の」といった表現を削除し、上記表の(新)の欄のように表現を改めた。したがって、「小型で弱い台風」と呼ばれていたものは、単に「台風」と表現されるようになった。
ほとんどの台風は夏から秋にかけて発生する。通常、太平洋高気圧の縁に沿って移動し、日本列島やフィリピン諸島、台湾、朝鮮半島などに大きな被害を与える。
被害という視点で語られるこの台風は、技術的には人工的に勢力を弱めることなどは可能とも言われているが、特に日本の本州に関しては、梅雨以後夏期の水瓶への重要な水源にもなることから、来なければそれでいいというものでもない。
| Table of contents |
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2 発生のメカニズム 3 台風の発生メカニズム 4 台風による被害 5 記録的な台風 6 関連記事 |
台風の呼称
日本では発生した順に1号、2号と名前を付けていく。正式には、西暦年の下2桁と組み合わせて「台風0321号」のように表記する。特に災害の大きかったものについては上陸地点などの名前を付けて呼ぶこともある(伊勢湾台風など)。
2000年からはアジア各国から募集された台風名の一覧が出来たのだが、実際は外国向けの情報だけの使用であり、国内では番号による呼び方を使用している。
アメリカではA、B、C順にあらかじめ用意した男女の名前をつける(カスリーン台風、ジェーン台風など)。このリストは[1]で見ることができる。
古くは野分(のわき)と呼ばれ、源氏物語の巻名にもなっている。
台風が北半球で反時計周りの渦を巻くのは、風が中心に向かって進む際にコリオリの力を受けるためである。
同様の気象現象が、世界各地にあり、それぞれの地方により呼び名が違う。国際分類で北大西洋ではハリケーン、インド洋ではサイクロンと呼ぶことになっており、オーストラリア付近では同様の現象をウィリー・ウィリーなどと呼ぶ。
台風の発生メカニズム
台風発生の詳しいメカニズムは判明していない。ただ、赤道を挟んで南北5度の範囲内ではほとんど発生していないので、発生にはコリオリの力がかかわっているのではないかと見られている。また海水の温度が26度以上であることも重要な条件であり、高温の海面から蒸発する水蒸気が原動力になっている。
台風による被害
毎年10個前後の台風が日本に接近し、そのうち3個くらいが上陸する。
台風による風害、水害、高潮、波浪などの被害がある。