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声調

声調(せいちょう)とは、中国語タイ語、ベトナム語などにおける声の高低のつけ方を言う。声調が違うと同じ音節でも意味が違ってくる。中国語の場合、共通語(普通話)には4つの声調があるので四声(しせい)とも言う。

Table of contents
1 中国語の場合

中国語の場合

拼音(ピンイン)表記の場合、母音の上に符号(声調符号)を書くことでその声調を示す。

北京語の声調

高→高の発音。少し高い声で歌を歌っているつもりで、高く平らに発音する。
  • 第2声 符号は「/」(á, ó, é, í, ú, ǘ)
中→高の発音。意外なことを言われて「はぁ?あんた何言ってんの?」という時の「はぁ?」の発音に近い。中くらいの音から一気に高い音に持っていく。
  • 第3声 符号は「∨」(ǎ, ǒ, ě, ǐ, ǔ, ǚ)
中→低→中の発音。がっかりした様子で「あーあ」とつぶやく時の発音に近い。ただ、いつもの会話で第3声が出た時は、最後の「中」の音が省略されることが多い。
  • 第4声 符号は「\」(à, ò, è, ì, ù, ǜ)
高→低の発音。大変な仕事を終えた時に「ふぅ、終わった…」という時の「ふぅ」の発音に近い。高い音から一気に低い音に持っていく。

普通話の場合は、さらに「軽声」といって、前の発音の勢いで軽く添えるだけの発音もある。
軽声には声調符号はつかない。

なおこれは漢語拼音における表記である。

声調にまつわるルール

声調符号をつける場所

声調符号は母音の上につける。複数の母音があった場合は「a」に、「a」がなければ「e」か「o」の上につける。「i」と「u」が並んだ場合には後のほうにつける。

声調が変化する場合

第三声が連続する場合に、最後の一つ以外は第二声に変化する。このとき声調符号は変化しないので注意が必要である。
例えば「こんにちは」を意味する「你好」は両方とも第三声なので、前の「你」が第二声に変化する。

声調符号の表記について

声調符号のついたフォントの使えない環境で中国語のピンインを書く際には、音節の後に声調の番号を振って示すことがある。
例えば、「Wǒ shì Rìběnrén」と書く代わりに「Wo3 shi4 Ri4ben3ren2」と書く方法である。

ユニコードの実体参照を用いると、HTML文書内で声調符号を表示させることができる。

実体参照の表

声調\母音 a o e i u ü
第一声 ā
ā = ā
大文字ĀはĀ
ō
ō = ō
大文字ŌはŌ
ē
ē = ē
大文字ĒはĒ
ī
ī = ī
大文字ĪはĪ
ū
ū = ū
大文字ŪはŪ
ǖ
ǖ = ǖ
大文字ǕはǕ
第二声 á
á = á
á
大文字ÁはÁ
ó
ó = ó
ó
大文字ÓはÓ
é
é = é
é
大文字ÉはÉ
í
í = í
í
大文字ÍはÍ
ú
ú = ú
ú
大文字ÚはÚ
ǘ
ǘ = ǘ
大文字ǗはǗ
第三声 (caron) ǎ
ǎ = ǎ
大文字ǍはǍ
ǒ
ǒ = ǒ
大文字ǑはǑ
ě
ě = ě
大文字ĚはĚ
ǐ
ǐ = ǐ
大文字ǏはǏ
ǔ
ǔ = ǔ
大文字ǓはǓ
ǚ
ǚ = ǚ
大文字ǙはǙ
第四声 à
à = à
à
大文字ÀはÀ
ò
ò = ò
ò
大文字ÒはÒ
è
è = è
è
大文字ÈはÈ
ì
ì = ì
ì
大文字ÌはÌ
ù
ù = ù
ù
大文字ÙはÙ
ǜ
ǜ = ǜ
大文字ǛはǛ

第一声の声調符号はmacron、第二声はacute、第三声はcaron、第四声はgraveと呼ばれる符号がそれぞれ母音の上についたものである。
第三声に関してはbreveと呼ばれる符号をつけて表すこともできる。

第三声 (breve) ă
ă = ă
ŏ
ŏ = ŏ
ĕ
ĕ = ĕ
ĭ
ĭ = ĭ
ŭ
ŭ = ŭ
?

フォントによってどちらが見やすいかが異なる。しかし、閲覧者のブラウザやフォントの状況によってはbreveだとうまく表示されないことがあるので、caronを用いるのがよい。

この表の作成には以下のウェブページを参考にした。





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