|
|
弱音器とは、(西洋音楽の)楽器の音を弱めるために必要に応じて楽器に取り付けられる器具である。ミュートとも呼ばれる。
ただし、ロマン派以降の楽曲においては、音強の変化はもとより、音色の変化を主眼とする場合が多い。
| Table of contents |
|
2 金管楽器の弱音器 3 木管楽器の弱音器 4 打楽器の弱音器 5 ピアノの弱音ペダル 6 騒音防止のための特殊な弱音器 7 楽譜上の表記 |
ヴァイオリン属の楽器の弱音器
ヴァイオリン属の楽器の弱音器は、駒に取り付けられる。木材、ゴム、金属などで作られる。これを取り付けると駒の振動が吸収され、音が弱まり、音色が和らぐ。さまざまな種類があるが、音楽的にそれらの種類を使い分けることはなく、演奏者の好みや付け外しの便によって選ばれる。
金管楽器の弱音器
金管楽器の弱音器は、管の吹き口とは逆の端の、いちばん太くなっている、ベル(朝顔)と呼ばれる部分に、ベルから出てくる音を塞ぐような形で、ベルの中に押し込むような形で取り付けられる。主として金属で作られる。さまざまなものが作られ、音色によって使い分けられる。
打楽器の弱音器
太鼓類にあっては膜の振動を抑えるために、専用の器具を乗せたり、ハンカチなどを置いたりすることがある。ピアノの弱音ペダル
ピアノには弱音ペダルという、弱音器と同じような機能を持たせたペダルがある。グランドピアノでは、ハンマーの叩く位置を右に少しずらせることによって、音を弱め、柔らかくする。アップライトピアノでは、ハンマーの待機位置を弦に近づけることによって、鍵盤からの打鍵エネルギーを伝わりにくくする。後者は全く音色に影響を与えないため、真の意味での「弱音」器ということができるであろう。